昼寝の効果、影響など
昼寝については
疲労回復の効果が期待できるという話と夜の睡眠を妨げるという話があります。
今回は効果として期待できる部分と、どうすることで夜の睡眠への影響を少なくできるかなど書いていきます。
昼寝は疲労回復に効果的
疲労回復という点では昼寝は効果がはっきりとあります。
プロのアスリートになると、1日中練習するといったことはなくて、ある程度の時間で密度(強度)を実際の競技に近いものにして行うことが多くあります。
そういったアスリートは午前・午後と2部練習をする際には、昼寝を積極的に行う人も多く見られます。
1日に10時間の睡眠を取ることが次の日のパフォーマンスを上げるという研究結果もあり、こういった条件を満たすために、通常の睡眠+昼寝という方法を取ることもあります。
スペインでは昼寝は文化として根付いていて(シエスタ)、昼の休憩時間が長いお店もまだまだ多くあります。
その分夜遅くまで活動しているんですけど。
昼寝で睡眠時間の不足を補う
昼寝は夜の睡眠が足りなかった分を補う効果があります。
睡眠不足だと眠くて仕方なくなりますから、これは本能的に睡眠を求めるためですが、人間は寝貯めはできないので、あまり長時間昼寝をすると夜に眠りにくくなってしまいます。
昼寝のデメリットに対する考え方
長時間の昼寝は夜眠れないなどの弊害も確かにあります。
これは不必要に長い時間昼寝をすることで起こります。
ただ、必要があれば、昼寝をしても夜も眠れます。
上記ののようにアスリートであれば昼寝をしても疲労は残る、あるいは更に練習で疲労することから、案外夜もスムーズに眠れます。
例外として、試合などで興奮したり、強くネガティブになってしまっている場合など、メンタル部分の揺らぎが大きくて眠れないということはありますが。
それでさえ、事前の昼寝については重要だと言えます。
昼寝を、午後の遅い時間にすると眠れなくなるのは、そこで疲労を回復してしまうと、単純に夜になってもそれほど疲労が貯まらないという部分と、精神的に「昼寝したから眠れないかも・・」という点が大きくあります。
覚醒している時間が長い方が眠りやすくなるという具合です。
ただ、アスリートでもない僕たちのような社会人は昼寝をして夜なかなか眠れないと、次の日の朝が不安になります。
昼寝でカバーしていても夜眠れないと不安になるものです。
これは疲労の回復具合の不安もあるものの、もっとも怖いのは生活リズムの崩れという部分だと思います。
昼寝が夜の睡眠に影響を与えないために
・出来れば午前中に昼寝をする
・昼寝の時間を20分くらいに抑える
この2点を行うことで、夜にはある程度疲労感があって眠ることができる状態を作りやすくします、
基本的には前日の睡眠が十分でない場合や、疲労が抜けていない時の補助として昼寝を活用するイメージで、「何となくゴロゴロしていたら寝ていた」という状態は避けるようにすることで、比較的夜の睡眠を阻害しない昼寝をしましょう。
昼寝の効果とデメリットのまとめ
基本的には
疲れていれば昼寝をしても眠ることができる
ということが分かっていただければと思います。
あとは精神的に興奮していないこと
これは特に眠る前の2時間くらいにテレビやパソコンスマホといったものを使用しないことで落ち着いた環境を作り、眠りやすい環境を作ることの重要性を意味しています。
音楽もジャンルを選びます。
アップテンポな曲だと眠りにくいものです。
睡眠は体だけでなく、脳が日中に起こったできごとをまとめるための時間でもあります。
あまり眠る前に刺激せずに眠りたいところです。