虫歯になるのはチョコレートが悪い?
昔から、チョコレートなどは虫歯になり易いと言われます。
飴玉なども。
では、実際にチョコレートの何が原因で虫歯になるのかというと
砂糖です。
チョコレートが悪いのではなくて、チョコレートの中に含まれる砂糖が虫歯の原因になるわけです。
ちなみにチョコレートはカカオの脂肪が多く含まれているので、砂糖と一緒に摂取することで太りやすい食品となります。
こう考えると、悪いのはチョコレートなの?
という気がします。
実際にカカオ分99%のチョコレートを以前販売していましたが(ニーズがないのか、すっかり見かけなくなりました)、これを食べている分には虫歯になる確率はぐっと下がるでしょう。
勿論、砂糖の入っていないチョコレートについては甘さがないので、そんなに美味しくなかったりはします。
最近ではカカオ分の多いチョコレート(カカオ○○%)が売り上げ好調ですが、その背景には、製品中のカカオ分が増えることで砂糖の割合が下がって健康的であるという点と、ポリフェノールを含むカカオの使用量が増えることでの健康増進効果を期待してのものとなっています。
今回はチョコレートを挙げましたが、お菓子で虫歯になる理由の大半は砂糖の影響によるものです。
人工甘味料がお菓子と虫歯を切り離す?
虫歯予防ガムから一気に知名度を上げたキシリトールという、虫歯になりにくくする成分ですが、これは人工甘味料の一種です。
ガムには大体3種類くらいの人工甘味料が使用されるケースが多く、そのうちの一つをキシリトールにしているガムが多くなってきています。
こうした背景もあって、ガム以外のお菓子にもキシリトールをはじめとした人工甘味料を使用するものが増えてきています。
今後はキシリトール配合のチョコレートで虫歯予防!なんて時代も来るのかもしれません。
一方で、人工甘味料は食品添加物なので、過剰な摂取を嫌う人もいるため、爆発的に広がるという感じにまでは至っていません。
これについては正直どちらが良いとは言いにくい点があります。
人工甘味料にも多くの種類が合って、原料から製法までまさに多種多様となっているからです。
このため、どちらも取り過ぎないようにするくらいの感覚でいるのが丁度良いと思います。
チョコレートは虫歯の原因か? まとめ
それぞれの食品について、ついついイメージで決めつけてしまう所がありますが。
そのどんな成分が、どのように体に良い・悪いのかを判断することができるようになれば、色々なことが見えるようになってきます。
同じチョコレートでも様々な種類が合って、砂糖の量からカカオの配合量まで異なるように、商品の分類だけで判断してしまうと危険であることもあります。
自分と家族の体の中に入る物ですから、原材料などのチェックもしていきたいところです。