アメリカでメンソールタバコ規制の動き
ここでもタバコの害については書いていますが、アメリカではそんな状況を一足とび越えて、メンソールを含むタバコについて販売を規制する予定です。
メンソール入りタバコを規制する理由
なぜ、たばこ全般ではなく、メンソール入りタバコが規制されるのでしょうか?
これにはいくつかの理由があります。
・メンソールを含まないタバコよりも禁煙しにくい
・メンソールを含まないタバコよりも吸いやすく依存性が強い
・メンソールを含まないものより体に害のある恐れがある
・タバコを吸いはじめるきっかけとして、クセの弱いメンソールタバコが多い
実はFDA(米食品医薬品局)は2013年くらいにも同じ規制を考えていました、今回もいきなり規制というわけではなくて、数年スパンの余裕がある計画を作っているので、気がついたら骨抜きになっている可能性はあります。
特にメンソール入りのタバコがターゲットになっている理由としては
・喫煙者は減少しているが、メンソールタバコの喫煙者は増えていること
・若者がメンソールタバコをきっかけに喫煙者になること
この2点が大きい要因となっている様子です。
更にアメリカならではの特徴ですが、州によってはすでにメンソールタバコが規制されているところもあります。
今後規制の範囲はメンソール以外にも広がる可能性
もちろんアメリカで本格的な規制が始まれば日本でも話題になって影響を受ける可能性があります。
そしてそのアメリカでは、これを皮切りに葉巻や電子タバコについても規制をしようという動きもあります。
特に電子タバコについては日本製のリキッドはニコチンを含まない傾向がありますが、海外製品はニコチンを含むものも多く、更に電子タバコの仕組みそのものも疑問視されていることから、日本よりも強めに何かしらの動きがあることが想像されています。
日本はタバコについては税収の点や企業とのアレコレもあって、先進国の中では分煙なども緩くなっていますが、ラグビーW杯やオリンピックなど、世界的なイベントを取り込むほど、他の先進諸国と比較されるケースは増えてくるので、数年後には・・・ということも喫煙者の方々は心の準備をしていた方が良いかもしれません。
メンソールタバコ規制について まとめ
・メンソールのタバコについては今後アメリカのみならず規制の可能性がある
・でも、日本はこういったタバコ関係の規制には比較的慎重
・外国人観光客も増え、世界的なイベントも行うと、他の国からの風当たりは厳しくなるかも
今回の内容はこういった感じになっています。
科学は進んでいますが、良い匂いで無害のタバコというのは難しいんでしょうね。
ニコチンが曲者のようです。
いずれは隠れてこっそりと吸うものになってしまうかもしれません。
もしくはタバコを堂々と吸える観光大国としてニッチな方向を目指すなんてことも(ありえないか)