精神疾患の服薬は長期化や多剤併用を避けるなど変更点が出ている

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服薬

精神疾患などの服薬に関する最近の様子

先日精神科医の方から最近の精神科の服薬について色々とお話しを聞く機会に恵まれたので、いくつかメモとして残しておきます。

長期継続しての服薬を避ける傾向の強まり

ベンゾジアゼピン系の服薬の例

これらは睡眠薬や抗不安薬として使用されています。

日本では長期的に服薬する傾向にあったベンゾジアゼピン系の薬ですが、最近ヨーロッパなどの諸外国では、一ヶ月以上続けての服用をさせることは無くなってきています。

イギリス4週間まで、カナダは1~2週間まで、オランダは保険適用外にしていたり。

この背景にはベンゾジアゼピン系の薬を継続して1ヶ月以上服薬した場合の交通事故率が優位に跳ね上がること等があります。

これらは長期の服薬が睡眠導入する代わりに日中の眠気を誘うこと等があるので、そういった状況からリスクが上がります。

服薬による直接・間接的な副作用によるリスク軽減のための動向となっています。

では、日本で薬を出せる4週間で何をするか?

睡眠薬では

睡眠障害については、根本的な問題は生活習慣だと言われていて、脳障害など、よほど特別な原因が無い倍には、生活のリズムをきちんと整える事で、正しい習慣での睡眠を得られるようにしていきます。

そして、服薬を止めた後に状態が悪くなるのであれば、再度の服薬から次は違う方法で生活のリズムを整えるというトライ&エラーを繰り返します。

基本的に精神系の薬の減薬については「減らしても確実に大丈夫」と事前に言い切れることはないので、トライ&エラーが基本になるとのことでした。

多剤併用を避ける

色々な薬を併用することを避けるようになっています。

例えば

3種類以上の睡眠薬

3種類以上の抗うつ薬

3種類以上の抗不安薬

このいずれかの条件で薬を出した場合には、減算といって、本来病院の収入となる金額が引かれてしまう様になりました。

推奨されない方法になったということです。

多剤併用のデメリット

・色々な薬を併用することによる、相互作用の悪影響の可能性

・副作用など出た際にどの薬が悪いのか分かりにくい

そのため、状態が悪いからと言って様々な薬を組み合わせる事が少なくなっています。

この背景には、最近の薬がたくさんの量を飲むような事をしなくても効果を上げるものになってきたことや、症状に適した薬が出てきたこと等、医学の向上があります。

精神薬の服薬の変更点まとめ

僕は精神の方はほとんど知識がないので、こういった最近の変化などは単純な知的好奇心を満たす刺激にもなりますし、医療の方向性という意味では、他のジャンルでも有効であったり、今後の方向性を予想できる指針としても有効だと感じました。

薬について

症状を抑えてくれる

病気を治してくれる

こういった魔法のように捉えている身からすると、今回のように、薬も治療の一環であるということを専門の医師から話を聞くことで理解することができたのが大きいと思いました。

この症状(眠れない)を薬でなんとかして!

というのも確かにありますが、最終的には薬に頼らないという状況に持って行く必要がある。

考えてみれば当たり前なのですが、なぜか薬に頼る思想をしていました・・・

反省です。

今後もこういった学びは積み重ねていきたいものです。