災害時の栄養補給は二の次、食べることを最優先に

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備蓄食

災害時の栄養補給

災害時に最も重要になる栄養素はエネルギーです。

活動するためのエネルギーが不足すると体の筋肉や脂肪を燃やしてエネルギーを作り出してしまうので、こういった不足による緊急の対応を体が行わない程度にエネルギーを摂取することが重要です。

健康ブームの昨今では、体脂肪が燃えるなら良い事なのではないかと考える人もいるでしょうが、体脂肪はそれこそ緊急時の為の貯金で、最も重要なものです。

実際に人間の体も飢餓状態では体脂肪より筋肉を優先的に分解しようとするので、体脂肪を燃やすことが通常時ほど良い事だと考えることができなくなります。

 

こういった内容からもエネルギーの確保は非常に大切になります。

 

災害時にビタミンなどについてはどう考えるか?

僕の職場は以前まで、災害時にも主食・主菜・副菜をそろえるべきだと考えて準備をしていました。

しかし、そうすると、準備する備蓄の量が非常に多くなること、それらを災害時に均等に配分する手間や時間などが現実的ではないということから、少しずつスリム化を行っています。

その際、以前より栄養価が下がるのではないかという危惧もありましたが

実はビタミンB1、B2、Cに関しては元々食事摂取基準に設定されている数字が高めになっているので、ある程度不足しても問題がない旨が食事摂取基準2020年版から明記されるようになっています。

更に災害時の食事自体も品質が高いもの増えてきています。

余裕のない状況で「ビタミン(ミネラル)が・・・」と頭を悩ませることなく、まずは食べるということ自体に重点を置いて対応することが重要です。

 

食べやすいものを食べる

最近は災害時にお菓子なども効果的だと言われています、

これは下記の特徴を持つためです。

・普段から食べ慣れている

・賞味期限が比較的長いものが多い

・栄養もそこそこあり、エネルギーは効率的に補給できる

 

災害時には普段と異なる環境というストレスフルな状況に置かれます。

その中で食べるものは慣れ親しんだものというのは安心感があり、子供などは非常食より好んで食べてくれます。

 

賞味期限も数カ月もつものが多いので、備蓄のつもりがなくても家にあったお菓子で空腹がしのげたという話も聞きます。

最近のお菓子はエネルギー以外の栄養もある程度は含まれているものが多いので、数日であれば問題なく健康的に過ごせます。

 

恐らく数日の間には物資もある程度整ってくるので、それまでをしのぐものとして、自分の慣れ親しんだ食品を用意しておくことは、健康面だけでなく、精神面の安定という意味でも重要になります。

 

非常食と栄養まとめ

特に栄養士のいる現場になると

非常食にも栄養バランスを求めたりします。

 

ですが、最も大事なことは、大変な環境の中でもしっかり食べるということであり、栄養は二の次と考えるべきです。

実際に僕の職場でも、間食として利用できる災害食も用意するようにしました。

ショックやストレスで食事が喉を取らないという人に少しでも食べられる可能性を高めるためです。

実際の状況をリアルにイメージし、本当に必要なものは何なのかは、常日頃から考えておきたいところです。