目次
マッサージ・ストレッチをしても肩こりと腰痛は一時的にしか改善しない理由
マッサージを受ける、ストレッチを行うなどすると、体の重さが取れて、コリも解消!気分良く帰って次の朝・・・
普段の目覚めとなんら変わらない
昨日の快適さはどこへやらという経験をしている方も多いのではないでしょうか?
今回はどうしてこういった状況になるのかをまとめます。
マッサージやストレッチで得られる効果
まず、一時的とはいえどもマッサージやストレッチを行う事で、肩こりなどは改善する傾向があります。
これはどちらも患部を伸ばす、ほぐす、行っている最中の深い呼吸など必要な箇所の血行が良くなる事などそれぞれの特徴となるメリットで得られる効果で、この時点では確かに状態は改善していると言えます。
どうしてストレッチ・マッサージ効果が持続しないのか
では、改善した状況がどうして継続しないのかというと
元々の原因が改善されていないからです。
そしてこの原因は非常に多岐に渡ります。
分かりやすいところに絞ると
・座り仕事の時間が長く、腰を圧迫する姿勢の時間が長くなってしまう。
・筋肉が衰えてしまい猫背のような姿勢になる事で頭の重さが肩に、上半身の傾きが脊髄(腰)への負担になっている。
この2点がメインで他にはここから派生する形が多くなります。
姿勢が悪くなることで、特定の位置に悪影響が出てしまうことが原因です。
そして、これらの分かりづらいところは
・すぐに影響が出るわけではないので、痛みが出始めた時に具体的な原因が分かりにくい
・姿勢が悪くてもどこも痛くならない人もいる
などなど、痛みの出やすさから何からが個人差になってしまう部分があります。
そして、普段の姿勢や過ごし方には特に問題点がないとしても、床のものを拾い上げる動作が腰に負担をかけているなどのように、特定の動作がどこかに負担をかけてしまっていることが積もりに積もって痛みとして出現してしまうことなどもあります。
このため、原因を見つける事が困難となります。
マッサージやストレッチで改善しても、帰り道の姿勢や生活習慣は元のままなので、時間をおけば元の木阿弥、ということになってしまいます。
歳を取ると痛みが出やすくなる?
関節痛、腰の痛み、膝の痛みというと高齢のイメージがあります。
これにも様々な理由がありますが、多くある物としては、回復力が落ちたことがあります。
筋肉も重たい物を持ち上げる時には損傷します。
関節なども同様で、動かす際に少しずつダメージを受けている訳です。
このダメージよりも回復力が高いのであれば、問題にはなりません。
ですが、回復力が衰えたり、元々低かったりと、ダメージを修復する前に次のダメージがやってくるので、これが閾値を超えたところから痛みとして自覚できるレベルになってしまいます。
回復力が衰えやすい高齢の方だと、これらの理由から痛みが出やすいということがあります。
ただし、これももちろん一般論で、高齢で激しい運動をしているにも関わらず、まったくどこも痛くない、健康体そのものという方もいます。
回復力の個人差もまた大きいということですね。
マッサージやストレッチ以外の予防策
人によって原因が異なるので、予防策は無いのかというとそういうわけではありません。
ただ、それが万人に効果があるかというと、原因によってはそうでもないという点がありますが・・・
痛みに効果が出ないとしても生活の質(QOL)を高めることは期待できるので、行ってみるのはいかがでしょうか?
・運動の習慣
・ストレッチの習慣
この2点を習慣かすると予防に効果が期待できます運動することで、筋肉が付けば正しい姿勢を維持する事が容易になります。
特に体の前側の筋肉については分かりやすいのですが、背筋、太もものうら、ふくらはぎといった裏側の筋肉については、普段は意識しづらいので、気が付かないうちに前かがみや猫背になるといった状況になってしまいます。
特に腰はももの裏側の筋肉や柔軟性と関連性が強くなっています。
太ももが硬いと腰も引っ張られて痛んだり姿勢が変わったりしてしまいます。
そんな太ももの裏側を鍛えるのは、最初は重りを使用しないでスクワットすることをおすすめします。
きちんとももの裏側を意識することがポイントです。
スクワットはどこをメインに使用するのかを意識するだけでも大きく効果が変わります。
しっかりと使う部位を意識をすることがポイントです。
姿見の鏡の前で行えると実際に見て、意識もしやすいのでおススメです。
ストレッチに関しては血行を良くすることや筋肉の柔軟性を高めるというメリットが得られ、日々の回復力を高めるという面でも有効です。
ただし、このストレッチに関しても、体を柔らかくしようと無理に伸ばす必要はありません。
無理をするとむしろケガをしてしまう原因にもなります。
こういった単純な事をすることで、日々の回復力と姿勢を少しであっても改善して生活のしやすい状況にしていきましょう。