マッサージや整体に行っても効果が一時的な理由
現代は便利になって座ったり寝転がって過ごす時間が多くなっています。
デスクワークの比率も多くなり、慢性的な肩こりや腰痛に悩む人おも少なくありません。
こうした時にマッサージや整体に通うとコリが解消されてすっきりした気持ちになりますが、基本的には次の日に起きたくらいにはこの効果は感じられなくなっていきます。
この理由について今回は書いていきます。
マッサージの効果が続かない理由
これはとても簡単な理由で
肩こりや腰痛の原因が日常生活にあるからです。
パソコンやスマホを使用する時には猫背になりがちで、背中の筋肉を変に使っていますし、前に倒れる頭を支えるために首に負担がかかります。
目を酷使することで首の裏側の筋肉も硬直します。
首の硬直はそのまま肩にまで影響するので、姿勢の悪いデスクワーカーは特に肩こりに悩まされる傾向があり、こういった何気ない日常の中にコリや痛みの原因があると言えます。
せっかくマッサージや整体でこうした状態をリセットしても、こういったコリの原因はリセット直後から再び蓄積し始めるので、次の日の朝にはあのすっきり感がだいぶ薄まってしまってしまうということになります。
正直これを完全に取り除くことは困難です。
体のバランスを左右対称に・・・姿勢正しく・・・という言葉は耳にしたこともあるかと思いますが、実際人間の体は左右対称にできていません、左右非対称の内臓がいくつもあるので完全に左右で同じバランスを取るという事はほぼ不可能でしょう。
姿勢正しくというのも難しく、姿勢を強く意識すると5分とたたずに疲れを感じます。
習慣になってしまったものを変えるというのは大変なので、姿勢についてもまずは「気が付いた時に意識する」くらいから始める程度にしておいた方が無難です。
大事なのは日ごろのメンテナンス
マッサージや整体に行っても効果が続かないのであれば、通う意味がないのか?
というと、これはそうではありません。
マッサージや整体に行かない日をどうするのかが大事と言えます。
僕は最近家で毎日ストレッチやヨガを行うようになりました。
ストレッチやヨガを夕方以降に行うと、ここまで書いてきた通り、やはりどんなに意識して生活したつもりでもあちこちが張っていたり、詰まったような感覚になっていることに気が付きます。
それをストレッチすることで固まった筋肉をほぐして血行を良くする。
血行が良くなればその部分に酸素と栄養が行き届くようになるので、健康的になるという仕組みなのですが、やはり自分で行うストレッチなどでは限界も感じます。
そこで、日々のメンテナンスは自分で行いつつ、周期的にマッサージや整体に通うことで、自分では行き届かないところを改善してもらうという感じが理想的だと思います。
専門的な知識を持っている人に、自分では行き届いていない所を聞き、そこをほぐしてもらうと共に、その部分に自分でもできるストレッチがあるかを確認する。
こうして少しずつ自分のコンディションを上げていくのが良いと思います。
イメージとしては
毎日歯磨きはしているけれど、歯医者に定期的に歯垢を除去してもらったり、虫歯がないかチェックしてもらいに行くという感覚に近いと思います。
歯磨きを「明日も歯はおうせ汚れるからやらなくて良いや」とはならないはずです。
ストレッチなども同じように「明日も筋肉使うからやらなくても良いや」にならず、習慣化されると良いと思います。
一度しっかりほぐれると筋肉の硬直にも意識が生きやすくなるし、不快にも感じるので、気が付くと体をほぐそうとしている自分がいることに気が付くようになったりしますので、お試しください。