歯を食いしばる癖は歯周病や顎関節症のリスク
歯医者に定期検診に行ったところ
「食いしばり癖があるのでは?」という指摘を受けました。
個人的にはそんなに食いしばっている印象はありませんでしたが、詳しく話を聞くと
本来上の歯と下の歯が合わさっている時間は1日あたり17分程度で、そのほとんどが食事や会話の時間になるということでした。
食いしばることについては自覚がありませんでしたが、歯が合わさっている時間は食事時間以外にも多くあることに気が付きました。
というか、自然な時の歯のポジションって上の歯と下の歯が重なっている状態だと思い込んでいました・・・
それを話すと医師から「本来のポジションは上の歯と下の歯の間に少しだけ隙間のある状態なので、意識してみてください」とアドバイスをいただきました。
現在実践中ですが、これが案外難しいです。
・仕事中にガムを噛むのですが、これを減らさなければいけない
・スポーツ、トレーニングなど、体を動かす場面は力を入れる際基本的に食いしばる
・寝ている時、見た夢によっては朝顎が痛い(無意識の食いしばり)
個人的にはこういった生活習慣の部分で何らかの改善を行う必要があるので、現在も対策を練りつつ、色々試しています。
ガムを飴に変えてみましたが、すぐ溶けてしまうので食べる量が多くなるんですよね・・・
食いしばりのデメリット
食いしばり癖のある方は歯がすり減って小さくなり、歯周病の原因になるそうです。
今回の検診でも
「若いうちは大丈夫ですが、50代以降からは歯周病になる方が多い」と聞きました。
帰宅後に調べると食いしばりは顎関節症のリスクでもあるようです。
食いしばる時には顎に相当な負担がかかっていますから、これも理解しやすいところです。
そしておまけではないですが、顎に筋肉が付いたり、骨の形が変わったりで、顔にエラが張ってしまうという点が美容面で懸念されています。
食いしばるという何気ない動作の中にたくさんのリスクが隠れているものですね
食いしばりは遺伝もある(かも)
少し考えるとうちの母親が寝ている時に歯ぎしりするし、顎関節症の手術を受けていたことを思いだしました。
無意識の行動だからこそ遺伝的な要素もあり得ると思います。
親のせいにするわけではありませんが、気が付いたからには防止したいところ。
食いしばりには別のタイプもある
最近の若い人に見られる食いしばりの原因は口が大きく開かないので意図せず歯と歯が合わさってしまうというものがあるそうです。
試したら僕は大口が開いたので、残念ながら若者に多い理由ではありませんでした。
近年の若い人は小顔であり顎も小さくなっています。
小顔は羨ましい反面、こういったトラブルの原因でもあるんだな、とただ羨ましがるのも違うのだと感じました。
こういった方はお風呂上りなどに口を大きく開けるトレーニングが有効ですが、顎の関節がガクガクいうなど、違和感のある方は歯科医に相談してから行うのが良いでしょう。
無理をするとそれこそ顎関節症になってしまいます。
まとめ
歯が合わさることは、顎の筋肉の緊張状態を作ります。
その状態ではリラックスできないということでもあります。
体を脱力して、自分の体を緩めてあげる時間をきちんと作ることこそが現代人にとっては大事なのかもしれません。