コリが体に与える影響
肩こりを始めとした体に起る「コリ」は単純に体が動かしづらいという不快感だけでなく、体への悪影響にも関わっています。
今回はこのコリについて簡単に書いていきます。
コリとは
コリとは筋肉が緊張して固まった状態を表します。
長時間座って仕事をするなど、同じ姿勢を長時間続けると体が硬くなるため、体が固まったという感覚を非常に感じやすくなります。
人間は立って歩くというスタイルなので、首や肩には頭を支えるための負担がかかりやすくなっています。
こういった原因で起こるコリは体の可動域が狭くなる、体を動かしにくくなる、突っ張った、あるいは詰まったような感覚で体を動かしにくいという部分が特に自覚しやすく、こういった部分を主に「こった」と表現する事が多いです。
こりによる体への影響は?
では、体が動かしにくく感じる、それを不快に感じることだけがコリによる影響かというと、自覚できにくい部分にも様々な影響が出ます。
まず、コリは体に溜まった乳酸などの影響で起こると考えられています。
それを解消するためには血液やリンパに流すのが良いのですが、こった状態では血行が悪くなってしまっています。
このため疲労が回復しにくい、そもそも血行が悪くなっているので酸素と栄養がその部位に十分に補給されないなど悪循環になりやすく、コリが一向に良くならないという人が多くいるのも、こういった理由からになります。
体が固まることによる影響も
こるのは同じ姿勢を取り続けるなどにより体が固まることを表します。
体が固まることで血行障害が起こり、血行が悪くなることは様々な病気の原因となることから、コリはあまり放っておくべきではないということになります。
解消方法
コリの解消は
- 患部を温め血行を良くする
- ストレッチを行う
- マッサージを行う
こういったことである程度改善できることが多いです。
特に肩こりの人向けのストレッチは動画も多く公開されているので、いくつかやってみると肩回り、首回りが非常にすっきりとすることが自覚できます。
ただし、体が固まっているという場合の多くは生活の中にコリの原因があります。
例えば、僕は現在座り仕事の割合が多くなっています。
すると夕方には肩と首回りががちがちになっています。
帰宅後にストレッチをして、その時はコリがある程度解消されて気分良くなりますが、次の日もデスクワークをするので、結局解消したのは1日だけですぐに肩こりを抱えるようになります。
これは生活習慣を直さなければ根本的な解決にはならないという一例です。
さらに僕のような生活をしていると首回りの血行が悪くなるので、眼精疲労も抱えるようになります。
デスクワークでパソコンの仮面を眺める時間が長くなることも原因ですが、合わせて首からの血行も悪くなえるのでダブルパンチといった具合です・・・
仕事は簡単に変えられないので、仕事の合間にストレッチ、家に帰ってからもストレッチという生活を続けていますが、それでも肩こりは悪友のような付き合いとなりつつあります。
解消=解決とならないところがコリの特徴と言えます。
まとめ
現代生活では便利になる反面、姿勢を変えないままでいる時間も増えてきています。
運動やストレッチも行う機会があまりないので、自分で積極的に行う必要もあると思います。
ただ、肩こりなどが悪化して頭痛などを繰り返すようになった場合などは、病院に行って診断してもらう必要があります。
自分でマッサージやストレッチをして解消できるなら良いですが、体のバランスが悪い、左右で体にかかる負担が偏っているなどコリの原因も人それぞれなので、自分の体を知るためにストレッチやヨガを取り入れるのも面白いです。
実際僕はヨガをやってみましたが、体が右側に開かな過ぎて、自分のことなのに思わず笑ってしまう(そのぐらい硬かった)なんてことがありました。
コリと付き合っていくのも現代人の運命かもしれません。