子ども食堂という取り組みと弧食の問題点について

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子どもの孤立を防ぐ子ども食堂という取り組み

子ども食堂という取り組み

日本全国で「子ども食堂」というものが増えてきています。

この「子ども食堂」とは地域の大人が子どもに無料、あるいは少額で食事や温かな団らんを提供する取り組みとなっています。

今回はこの子ども食堂から見える日本の子どもの現状について書いていきます。

子ども食堂が必要なわけ

子ども食堂の必要性1:実は貧困に悩む子供が多い

飽食の時代と言われ、食べるものに困らないような印象がある中で、日本の抱える問題として、子どもの6人に1人が貧困と言われている状態があります

単純に家庭にお金がないケースだけでなく、ネグレクトのような状態もあります。

子ども食堂の必要性2:孤食の問題

そして、お金に困っていない家庭でも、お金だけ置いてあって、子どもが自分で買ってきて、一人で食べる孤食の問題があります。

子どもにはもちろん栄養学の知識は十分に備わっていません。

そして自分で食べるものを選べること自体は良いことですが、苦手な食材は避けることが簡単であることから、栄養的な偏りが出やすくなってしまいます。

特に惣菜や弁当では、子どもが購入すると野菜がまったくない状態などになりやすく、カロリーこそ十分に摂取できているが、ビタミンなどの面で不足があることから発育への悪影響などが心配されます。

孤食がコミュニケ-ションの不足につながるという意見もありますが、これに関しては他の時間に補ったりできますし、一人で食べること自体を否定すると根本的に大人でも一人暮らしの人はどうなのかなど、話が逸れる傾向があるので、今回はあやふやに進めていきます(逃避)

子ども食堂の運営

ボランティアの方が行っていたり、個人で行っている場合がほとんどです。

ボランティアで行う場合には地元の寄付などを中心に

個人でやられている方は時には私財で行っていたりします。

そこに不足する分を少し食べる人から出してもらう感じです。

そのため、毎日のように営業できる所はほとんどなくて、月に数回程度、というのが、ボランティアさんの負担的にも多いのが現状です。

子ども食堂を取り巻く最近の様子

最近は報道で子ども食堂自体が取り上げられたり、子どもの貧困についてのドキュメンタリーが流れたりすることで、知る機会、興味を持ってもらう機会が増えていて、子ども食堂自体増えてきています。

本当はこういった取り組みの必要ないくらいに日本が満たされていることが理想なのでしょうが、こういった取り組みが必要得である、ということが日本の現状と言えます。

知り合いに、親が教師だった友人がいるのですが、

学校の先生から「○○を持ってくるように」と言われたら必ず、他に「もう一個同じものを持つように」と親から言われていたという人がいます。

家にお金がなかったり、何らかの理由で親が買えない(買ってくれない)家庭が一定数あることを元教師の親は分かっていたからで、そういったクラスメイトに貸すことができるようにということでした。

こういった問題は直面しなければ分からない部分があるというのがこういったケースからも良くわかります。

子ども食堂についてまとめ

子どもの未来は日本の未来でもあります。

また、僕自身2人の子どもを持つ親として、6人に1人の割合で貧困にさらされているという現状については思うところがあります。

こういった取り組みを通しながら、大人もまた成長していくのかもしれません。