近視は現代社会への適応
テレビなどでは毎年1回程度、最近の小学生の(小学生限定のニュースではないですが)視力が〇年前と比較して平均的に落ちてきている、なんて話題が出てきます。
これと同じく体力が、学力が・・・とありますが。昔との比較にそもそも意味があるのか疑わしく、報道する側がある程度の年齢の人だから、「俺らの時の方が凄かったんだぞ(ドヤ顔)」なんて裏があるのでは? とうがった見方をしてしまいます。
世の中の状況が異なるのだから、それぞれが昔と異なるのは至極当然のことです。
今回は視力に絞って話を進めていきますが、他の事でも同じような背景があります。
ちなみに僕は小6から眼鏡、高校生からコンタクト、社会人になってからレーシックを行い、現在レーシックで戻った視力が再度落ちて両目とも0.5ないくらいの状態と、様々な状況を体験してきています。(一番私欲悪い時は0.01とかでした)
視力が下がることのデメリットが少ない
最初に現代においてある程度視力が悪い程度のことはあまり不都合がないという点について触れていきます。
裸眼での視力が悪くても、メガネはあるし、コンタクトはあるし、レーシックや角膜にレンズを入れ込む方法など、新しい方法もどんどん出てきています。
さらに、都心部では、遠くの物を見なければいけないような機械も激減しています。
そもそも建物に遮られて遠くなんて見えません。
標識は見えにくい、次の電車の時間が見えにくいなど、裸眼では若干の不都合はありますが、メガネさえあれば問題ないので困ることが少ないです。
近視は現代に適応した印
では、近視が現代にマッチしているという点について
多くの仕事で、手元を集中してみる、パソコン画面を見ながら作業するという工程が増えています。
僕の仕事もパソコンとにらめっこの時間が増える一方です。
こういった作業については、近視の方がピントは近くで合うので見やすく、目の疲労が少なくて済みます。
凄く視力の良い人はピントが近視の人よりも遠くで合いがちなので、それを合わせるためパソコン作業など行う際に目が疲れやすい傾向があります。
実際僕がレーシックをする際にも「一日中パソコン作業をするのであれば実はお勧めしていない」と言われました。
レーシックの手術をしてくれた医師の方も手元での作業が多いので、あえて手術せずに眼鏡で過ごしているということでした。
僕がレーシックの手術を受けた時にはまだスマホはそこまで普及していませんでした。
そのため、仕事でパソコンを少し触るくらいだったので手術を受けました。
しかし、それから10年少し経って、今では仕事でパソコンを使用しない業種の方が少なくなり、手元で扱うスマホは普及し、目の近くで何かを見ながら作業する機会が格段に増えました。
スマホなんて、目の為に少し遠くに離して見ていると「老眼ですか?」と言われる有様です・・・
こういった機器を使用するにも近視の近くにピントが合っているという状況が便利になっています。
更に、すでに前の項目に書きましたが、遠くを見なければいけない機会も少なくなっています。
そうなれば、近くを見ることに特化するのは時代に合わせた進化・適応という言い方もできます。
実際僕がレーシックをした後、何年も視力は1.2でしたが、現場が変わり、1日中パソコンと睨めっこするようになってから再び視力が落ちてきました。
病院に行っても原因不明という事でしたが、今の生活に適応したのだろうと感じています。
今後はひょっとするとスポーツをする時や休日用にコンタクトを作るかもしれませんが、仕事の時はしないでしょう。
平日と休日での目の使い方の違いに合わせていこうと思います。
視力は調整するものに変わるか
こういった時代背景を踏まえれば視力が落ちたからと言って、そんなに悲観する必要はないと言えるでしょう。
むしろ眼鏡やコンタクト(今後それに代わるものもでるかも)などを利用して、自分の生活や仕事にとって都合の良い視力に調整していくというスタイルに変わってきているのではないかと思います。
遠くを見る難しさ
パソコンなどは近視であっても長時間使用すれば目が疲れます。
そんな時は「一旦休憩して遠くを見ると良い」と言われますが、僕の職場の窓からは、そんなに遠くは見えません・・・
今の世の中遠くの緑が視界に入るような恵まれた環境は少なくなっています。
目を休める方法についても少し進歩が欲しいところです。
眼科に行くのは必要な行為
近視で眼鏡を作る時など、最初は眼科に行くことを薦められることが多いです(そうでない店もある)
こういった眼科医に行ってみるという行為は大切だと感じています。
僕は再度の視力低下については諦めていましたが、ある時眼科でドライアイの相談をして専用の目薬を処方してもらうと・・・・数日もすると今までより見えるという状態になりました。
恐らくドライアイが酷くて角膜に傷がついていたのが、修復されたことが理由だお思いますが。
今まで眼鏡無しだとギリギリ見えなかったものがある程度はっきり見えるくらい変化しました。
生活環境以外の要因が絡む場合にはやはり眼科は頼りになりますし、目のことは素人では分からいことだらけなので、急に視力が悪くなったなどの心配事がある時には相談に行くと良いと思います。
ほとんどの眼科医の先生は話を聞いてくれますが、僕の経験上した中で近所に一か所、こちらの話なんて全く聞かないというところもありました(笑) そこは二度と行かないと心に硬く決めていますが、そういった経験から通院を避けている方は最初にハズレを引いてしまったと切り替えて、他の眼科に行ってみましょう。
まとめ
近視は現代に適応した形とも言える
眼鏡やコンタクトを使用することで不便は解消できる
こういった点が今回の内容になっています。
最後に一点
目の健康や視力を保つために重要な点として、睡眠時間の確保があります。
何も見ないで目を回復する時間として睡眠以上のものはありません。
現代人は寝る直前までスマホをいじり、それによって睡眠時間そのものも少なくなっています。
寝る直前までスマホを見ているとブルーライトで眠りが浅くなるとも言われるように、目にとってスマホをいじり続けることはマイナス面もあることを考慮して、睡眠時間の確保に努めて行きましょう。