筋肉とウエイトトレーニングへの誤解

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筋肉の誤解について

日本には柔よく剛を制すという言葉があり

また、体格で欧米に劣るという点からも

体力(フィジカル)や力(パワー)よりも技術(テクニック)を重用する部分があります。

そのため、筋肉をつけることよりもテクニカルな部分の練習を増やしたり、力に反抗するかのようにスピードに関するトレーニングが勘違いされて、過度な走り込みになってしまうという面がありました。

ここでは筋肉について良くある勘違いを書いていきます。

筋肉についての勘違い

①ウエイトトレーニングで身につけた筋肉は競技では役に立たない

これはもちろん誤解です。

ボディビルダーが早く走れないこと(実は人によっては、かなり速く走れる)や、大きすぎる筋肉は何らかの動きの制限が加わってしまう事から誤解されている部分があると思います。

最初から、どの競技を行うかが分かっていれば、その競技に必要な箇所の筋肉は強い負荷のトレーニングを行い、不要と思われる部分は基礎的なトレーニングにしておくなど、バランスを考えれば、役に立たないハズはありません。

メジャーで活躍中のダルビッシュ選手は手術から復帰する間に体を鍛えこんで、更にパワーアップしました。

これは単純な見た目等の話しではなくて、実際に数字として結果も出しています。

サッカーで言えばイングランドプレミアリーグでは、まるでラグビーの選手のような体格の選手達がすごいクイックネスで動き回っています。

そして日本人プレーヤーでも、遠藤選手や中村俊輔選手という、技術の高さがクローズアップされる選手も、ウエイトトレーニングをこなしています。

難しいのは、どこの筋肉をどの程度つけていくかという点で、同じ種目を行っている人でも体の使い方が全く同じということはないので、一概に言えない部分があることから、本来はトレーナーに見てもらうのが良い方法です。

あとは自分の体を実験台にしつつ、どんな時に調子が良かったかを見極める方法です。

イチロー選手はこれを実践してきて、「胸の筋肉は付きやすくて、見た目も良くなるけれど、鍛えてみたらバッティングフォームに影響が出てしまった」など、毎年様々な調挑戦をしています。

イチロー選手はオリックス時代の少しヒョロッとした印象がありますが、きちんとトレーングしていますし、体重も70kg以上あります。

現在活躍しているアスリートのほとんどがウエイトトレーニングを何らかの方法で取り入れているのが実情となっています。

そもそも筋肉は面積(量)あたりに発揮できる力が決まってます。

つまり、筋力をつけようと思えばある一定以上からは筋肉の量そのものも増やしていく必要があるということです。

漫画の主人公のように「ヒョロヒョロなのにすごい力」というのは実はありえない話です。

残念。

そのため、競技力向上もそうですが、単純に発揮できる力を大きくしようとすればウエイトトレーニングは合理的ということもになります。

これは折々触れているようにオリンピックの100m走決勝の残るアスリートの体つきを見てもらえば分かると思います。

爆発的な力を発揮するにはそれなりの下地が必要です。

日本人はどうしても体格的な劣等感から、テクニックに逃げてしまいがちですが、どちらか一方だけ極めれば良いものでもないので、両輪が揃うようなトレーニングするべきです。

その中で日本人の器用さは武器になっていくでしょう。

②筋肉をつけると柔軟性がなくなる

これは実は誤解でない部分もあります。

確かに筋肉は硬いので・・・・

でも、筋肉をつけるトレーニングと並行して柔軟性を高めるトレーニングも行うことで、両立が可能です。

相撲の力士が良い見本で、彼らは脂肪の下に筋肉をたくさん身につけています。

でも、股割りをすることができる。

筋肉の上に更に動きづらい脂肪まで身につけているのに!

筋肉を身につけながらも柔軟性を維持・向上させることは競技成績を良くすることにつながりやすいので、これに関しては「どちらも頑張れると良いですね」という、ちょっと投げやりな感じの言い方になってしまいます。

補足として

ウエイトトレーニングと競技の動きを連動させるためのトレーニング方法があります。

例として、スクワットをバーベル担いで行った直後に、短い距離で良いのでダッシュをする仕組みを作る。

これはスペースがないと難しいですが。

腕のトレーニングを回数こなした直後にバットを素早く振る等。

ウエイトで使った部分をすぐに競技の動きに落とし込みます。

こうすることで、体は使い方を覚えていきます。

ウエイトで疲労した部分は意識もしやすいので、効果的です。

まとめ

筋肉が悪いのではなくて、筋肉についての知識不足から、様々な思い込みが膨れ上がってしまったのが、現在に至る誤解の数々だと思います。

必要でないというにも、知識を身につけた上で、どうして必要ではないのかまで考えられているのであれば個人の自由の面が大きいのでそれで良いとは思いますが、単純な思い込みだけで損をするのはもったいないですから、何にしても知る事は大切ですね。