血圧は測定環境で変化しやすい
病院や施設で血圧を測る機会があるとほぼ耳にする機会が訪れる言葉に
普段は(家では)こんなに高くないのにな~
という一言があります。
これら決して単純な言い訳というわけではなく(言い訳の時もあるけど)
それだけ血圧というのは様々な要因で変化しやすいものだと言えます。
血圧が変化する要因一例
実際に血圧がどんな時に変化するのかというのは多くの場面があるので、今回はその中でも特に分かりやすいものを取り上げていきます。
- 緊張感
- 運動
- 時間
- 病気
緊張感
病院という環境で測定すると高くなってしまう
医師や看護師の白衣を見ると血圧が高くなってしまう
こういった状況では緊張感の高まりから血圧の高くなる方もいます。
白衣性高血圧や白衣性高血圧症候群などと言われることもあります。
こういった影響もあって最近は真っ白の白衣を着ている病院が減ってきていますね。
ピンクとか水色という柔らかい印象のある色が増えている一因ともなっています。
緊張なので、解決することは難しいですが
「病院などではある程度血圧が高めに出るのは仕方ない」くらい割り切って望むと案外効果的で、僕も血圧測定時にこの気持ちで臨むことで昔より低めの血圧に安定させることに成功しています。
運動
運動などを行い、落ち着くまでは血圧も高くなります。
脈拍が多くなると血圧も高くなるという関係性があるためです。
急いで病院などに向かった際、肩で息をしていたりすると医師から「少し落ち着いてから血圧を測りましょう」と言われることがあります。
運動とまでは行かなくても、ある程度体を動かすことで心臓の拍動が増え、脈拍数は多くなります。
血圧測定前はできるだけ安静にしておくことが、安定した血圧を測るポイントになります。
時間
朝起きた時と夕方などでは同じ人が同じような状態で測定しても案外数値に違いが出てきます。
これは、上記の2つとことなり、特に防ぐことはできません。
ただ、この特徴を把握しておくことで
毎日朝起きてすぐの測定を行うなど、なるべく同じ状態での測定を意識することで、暗手下血圧状態を知る事ができます。
特に自信の健康把握の為に行っている場合にはこういった同じ時間・同じ状況での測定を行うことで、比較的信ぴょう性の高い数字を得ることができます。
起きてすぐは運動をしていないなど、余計な要素が入り込む余地が少ないのでおススメです。
病気
血圧はそもそも血管が硬くなっていたり、血管内が狭くなっているなどの状態を知るために測定します。
こういった体の状態に悪影響を及ぼす何かしらの要因がある場合には血圧は高くなり、いわゆる高血圧になります。
この対策は通院一択です。
高血圧のガイドラインでは高血圧に対するアプローチがたくさん書かれています。
そして、それらのどれか一つをすれば解決するというものでもありません。
そして、どのような対策を講じていくのか話し合っていきます。
こういった診断は医師にしかできないものなので、きちんと通院するという事はやはり重要です。
まとめ
今回はさっくりとした内容になっています。
高血圧という話題の場合はここから広がりすぎてしまうためです。
このため、今回は何故か高くなってしまう血圧
という点に絞った内容としました。
血圧は正しく測定することが難しい反面、人間がいかに柔軟に生きているかを感じさせてくれる数字でもあります。
個人的にはそれが何となく良いと感じていて、それを文字にしてみたという感じです。
お付き合いいただきありがとうございました。