体に良い食品に期待し過ぎない
身体に良い食品とは
このブログでも、○○という食品は○○を良くするという書き方をしますが。
これについてあまり期待し過ぎてもいけない、という感じの話題です。
例えば、「頭が痛い!」という症状の人が
頭痛薬や鎮痛剤を服用すれば、ほとんどの方が一時的にでも症状が改善されます。
でも、これは薬だからこその結果であり、食品ではこうなりません。
このように万人に同じ効果を期待できるものは薬扱いになります。
一方で体に良い食品は謳い文句として
・食物繊維を含むので便秘改善に期待できる
・体温を上げるので、免疫機能が高まる
・コラーゲンを含むので関節痛に良いかも
と言う様に、食品中のある成分が、体に起こす現象によって、ちょっと良くなる(かも、というものも含む)くらいの感覚です。
実際に僕もそういったニュアンスで書いているつもりです。
食品で薬のように何かを抑えたり、直接的に働くものは少数です。
例外的なカフェインで集中力が高まったり、目が覚めるのは、直接的ですかね。
栄養はまんべんなく摂取することで満たされる
サプリメントでもそうですが、その栄養素が体内に不足していた場合には、たまに劇的に効果が実感できることもありますが、元々その成分が充足していた場合には、特に効果が実感できるようなことはありません。
僕はとあるサプリメントで、次の日劇的に元気になった経験があるのですが、食生活が乱れていたわけでもない時期で、むしろ怪しい成分でもこっそり入っているのではないかと飲むのを辞めたことがあります。
そういった意味では食品の健康成分は
縁の下の力持ち
といった感じではないでしょうか。
あれ(単品)を食べたから便秘が解消された!
というよりも
野菜と海藻を増やしたからお通じが良くなった!
と言う感覚で、最終的には食事もサプリメントも全てを合わせた、合わせ技で、体の中の環境が良くなっているのか、そうではないのか
そういった合計点勝負ではないでしょうか。
そのため、少し乱れた食生活をしてもすぐに病気になる事は無いし、体に不具合を感じる事もありません。
でも、それを続ければ、いずれ体に蓄積されたマイナス点は表面化して、苦しい思いをすることにつながることもあります。
そういった健康面でのプラスマイナスや、リスクを回避の部分で
身体に良い、と言われる食品たちが力を発揮している。
そして、その食品たちの得意分野をここでお知らせしている。
そう考えると、青汁飲んでるから、他の食生活がどうでも良いわけではないこと、その人の生活に十分な成分が体に送り込まれていればサプリメントを摂取しなくても健康的に生きていける事なども、説明しやすくなるかな、と考えています。
特にダイエット中の方にこそ、こういった考え方を思い出して欲しいと思います。
カロリーを減らすために、大事なもの、必要なものを切り捨てていませんか?
それで得られるものは体重の減った不健康な体ではありませんか?
ダイエット中にマイナスにばかりならないように、計画的に食事・栄養摂取できると良いと思います。
できればダイエット前から計画できると理想的ですが。