献血後の体調不良と対策

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立ち眩み

献血後、体調不良になるのはどういった場合か

先日400mlの献血をしてきましたが、帰りに少し体調が悪く感じることがありました。

若い頃はこうした不調を感じることはほとんど無かったのですが、一定の年齢を超えると、自分の体の変化に敏感になるようです。

それはともかく、実際にはこういった体調不良は年齢に関わらず起こり得るものです。

 

今回は具体的に僕に起る変化と、どうしてそういった体調不良が起こるのかという点について書いていこうと思います。

 

体調不良の様子

ここからは一般的に起こる献血後の体調不良と、実際に僕の身に起こる体調不良を合わせて書いていきます。

 

立ち眩み・めまい・ふらつき

これは貧血の症状と同じものです。

 

実際に血液を抜いているので、貧血の症状が出るのはごく当然という事もできます。

僕の場合は若い頃にオーバートレーニング気味でしょっちゅう立ち眩みになっていたので慣れたものですが、慣れない場合にはその場で所が見込んだり、立ち止まって落ち着くのを待つことが大切です。

 

自覚できる症状としては

  • 体や頭がふわっとした感じになる
  • 視界が狭まる、あるいはだんだん暗くなる
  • 全身に力が入らなくなる

こういったところが主なものです。

 

僕の場合は、貧血気味の状態では全身から力な抜けている状態で、頭は少しボーっとしる程度が続き、時によっては視界の端の方から暗いものが「ジジジジッ」という感じで中央まで広がっていき、最終的にはほぼ真っ暗な状態が数十秒から数分継続する感じになっています。

 

慣れたもので真っ暗な状態でも、事前に「立ち眩みしそうだ」と感じた瞬間に周囲を確認しているため、真っ暗になってからもそのまま歩き続けることも可能ですが、基本的には危ないのでおススメしません。

 

個人的にはこの状態の時は変にハイな気分になっているので、そのまま動き続けてしまう傾向がありますが、これを誰かに話すと大抵怒られます(苦笑)

 

こういったふらつきや視界の異常が感じられた場合にはその場でしゃがむことが推奨されていますが、これは変に動き回ると危ない、立っている状態からの転倒防止という面での安全確保の為の動きになります。

 

ただ、個人的に注意して欲しいのは、しゃがんだ状態から立ち上がる時にも実は再び立ち眩みが起こりやすいという点です。

 

実際に僕が立ち眩みになることの多くは座っている状態から立ち上がる、あるいは買い物をしていて、低い位置の棚を除いたあとに立ち上がるという動作の時が多いです。

 

しゃがんで落ち着いたら一安心ではなく、ゆっくり立ち上がることまでできて一安心となります。

 

体に力が入らない、頭がボーっとするという状態は当日は特に継続しやすくなっています。

完全に治すことは困難ですが、積極的な水分の摂取などである程度までは改善することができます。

 

どうして献血後にこういった状態になるのか

では、献血後に体調不良になる場合がどうしてあるのかについて書いていきます。

 

分かりやすい部分では

血液を大量に失っている為です。

 

血液は酸素と栄養を体中に運ぶ働きをしています。

その血液が一気に200ml~400mlも失われているので、ちょっとした不調も起こり得ます。

 

また血液の大部分は水分です。

こちらも大量に失っているので、注意が必要です。

 

夏場のスポーツ飲料のコマーシャルなどでも、体の水分をたった数%失うだけで運動のパフォーマンスが大きく下がるという内容のものが度々流れます(とりあえず以前は流れていました)

 

汗で失う程度でも影響があるものを一気に失っているので注意が必要なのはわかりやすいところです。

 

こういった状態を防止するために、献血した際にペットボトルの水分渡されたり、十分な水分補給を行うように何回も言われたりします。

 

運動と違って喉の渇きを感じない分積極的な水分補給が疎かになりがちですが、実際には汗で失うより多くの水分を失っていることを自覚して、積極的な水分補給が必須です。

 

他にも細かい理由はありますが、基本的には血液と一緒に水分のように一時的に体の中で不足した状態が起こってしまう事に由来しています。

このため、献血した当日は無理な運動や活動をせずに、積極的な栄養の摂取と休養を取ることが望ましいです。

 

僕の中で献血の日は、運動もお休みで、帰宅後ものんびり過ごす、リフレッシュを兼ねた贅沢な過ごし方をする日に位置付けています。

 

成分献血は少し勝手が違う

成分献血は血小板や血漿という特定の成分だけを抜き出し、血液は体に戻す献血になります。

こちらは体に負担が少ない反面、献血にかかる時間が長いというのが特徴になっています。

 

もしも全血での献血で体に負担が大きいと感じる場合には、成分献血にしてみるというのも一つの方法です。

 

ただ、成分献血は時間がかかることと、予め予約してから行かないと、待ち時間も長くなってしまうことが、デメリットと言えばデメリットです。

 

とにもかくにも、せっかく献血という行うをしているのに自分が体調不良になってしまってはやや本末転倒な印象がありますから、無理せず行えると良いと思います。