肩こりのメカニズムと予防・解消法の基本【体験談】

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肩こり

肩こりのメカニズム

日本人の悩みである肩こり。

そもそもどうして起こるのでしょうか?

簡単にまとめていきます。

そもそも肩こりとは

僧帽筋という首から肩にかけての筋肉のこりや張りを表現したものです。

体の不調として、腰痛と並ぶ2トップを形成しています。

肩や首周辺に起こる詰まり感、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みなどを総じて肩こりと言います。

外国では首や背中の症状として扱う場合や、そもそも肩がこるという表現・感覚自体をもっていない国もあります。

肩こりに似た概念を持っている国でも、日本人ほど皆が不快感を持っている国は聞いたことがありません。

肩こりの原因

多種多様なものが原因として考えられ、根本的には究明されていないというのが実情です。

代表的な原因は以下の通りです。

肩こりの原因1:背中や肩を長時間緊張させる

姿勢の悪さや、長時間の座位での仕事で、同じ姿勢を維持しているなどで、同じ筋肉に大きな負担をかけている場合

肩こりの原因2:ショルダーバックなど、肩に負担をかける

リュックだと両肩に負担が分散されますが、それでも重たい荷物を長時間背負っていると、筋肉への負担が大きい他、血流も悪くなるので、肩こりの大きな原因になります。

肩こりの原因3:体を冷やす

体を冷やすと血行も悪くなり、筋肉もこわばるので、肩こりになりやすくなります。

肩こりの原因4:筋肉痛

僕も僧帽筋のトレーニングをした後数日、これに悩まされます。

血行は良くなっていると思うのですが、筋肉の酷使によって硬くなっている・その上トレーニングで筋繊維の破壊が起こっていることから、少し肩回りを動かすと違和感がありので、揉みほぐしたくて仕方がなくなります。

肩こりの原因まとめ

肩・首・背中の筋肉に何らかの原因で負担がかかる事で筋肉が硬くなり、血行も悪くなることで、血液と共に運ばれる酸素や栄養が局所的に不足を起こすことで起こる、となります。

このところ筋膜リリースで有名になった筋膜にしわがよることも肩こりの原因だと考えられています。

これは筋膜リリース、要するに筋膜を伸ばすことを実施することで解消される傾向にあります。

注意点としては

肩こりの原因が何らかの疾病である可能性もあるので、あまりに酷い、あるいはしつこい肩こりの場合には通院を検討する必要もあります。

余りにコリが酷いと職場の同期のように筋弛緩剤を注射で打たれるなんて悲惨なことにもなりますので、あまりにも酷くなる前の対応はやはり大切です。

肩こりの症状

肩こりは肩こりそのもの以外にも、酷くなる事で頭痛・めまい・吐き気を起こします。

僕の片頭痛の原因のひとつでもありました。

そもそも頭痛以外にも肩自体コリが酷くなると痛みを伴うので、慢性的に悩んでいました。

他にも肩が上がらない場合には、肩こりと合わせて、四十肩などの疑いもあります。

たかが肩こりで済ますかどうか判断難しいところです。

肩こりの治療

上記のように筋弛緩剤を肩に打つ方法もありますが

基本的には消炎鎮痛剤からスタートします。

ロキソニンなどの痛みどめです。

酷くなるとブロック注射も行います。

直接的な治療はそのくらいで

あとは電気、温熱を用いた方法やマッサージをそれぞれ行ったり併用したりします。

マッサージは気持ちも良いし、ほぐれるんですが、次の日には戻っているんですよね・・・

根本的な問題を解決することが大切です。

肩こり予防法

肩こり予防法1:肩への負担を減らす

ショルダーバックを使用している。 あるいは手提げかばんをいつも同じ方の手で持っている方は逆側も同様に使用したり、両肩に背負えるリュックにすることで改善する場合があります。

同じくらいカバンの中身を軽くすることも大切です。

毎日のことなので、気を付けると少しずつ改善されます。

僕は最近リュックメインで、荷物はすごく少ないです(運動時は重い荷物背負っていきますが・・)

肩こり予防法2:姿勢を良くする

これは長年染みついたものなので、すぐに治すのは無理です。

僕もまだ道の途中ですが、

①気が付いた時に姿勢を正す。

②椅子の座り方を変えた。

③デスクワークの際は1時間したら少し経ち歩くようにした。

と、この3点を行って実感として肩こりがだいぶ解消されました。

少しずつ、できることからが大切です。

続かないと意味がないですからね。

肩こり予防法3:ストレッチ

若い頃は1日座って授業を受けていたのに肩こりなんてなかった・・・

そんな僕は部活で毎日ストレッチをしていたのです!

肩と背中を伸ばすストレッチを行うと、体はポカポカしてきます。

伸ばしている時に効果が実感できるわけではありませんが、きっと効果的と思える方法のひとつです。

そして最近話題の肩甲骨はがしのストレッチや運動を取り入れると更に効果的です。

肩甲骨を動かせるようになると肩こりは改善されます。

何気なく動かせるようになると、肩こりとは縁遠くなる事ができます。

肩こり予防法4:お風呂できっちり温まる

これは基本ですね、

肩周りの血行が悪くなる事を防止する必要があるので、温めて血行を良くしつつ体を柔らかくしてくれるお風呂は非常に有用です。

お風呂上りのストレッチとマッサージは気持ちも良くて効果的なので、習慣にしたい組み合わせです。

肩こり予防法5:筋トレ

筋肉痛になるくらい筋トレをすると肩がコリますが、そこまでいかなければ血行を良くするので、肩こり改善の役に立ちます。

僕も余程きっちり筋肉にきかないと筋肉痛にはならないので、最近は肩こりが困りつつ少し嬉しいものになりつつあります。

これは僕が毎日行っているものです。

字にするとたくさんあるし、大変そうですが、実際に大変なのは姿勢を正すことくらいで、あとはお風呂は日本人なら習慣として入っている人が多いですし、その後のストレッチやマッサージはそんなにたくさん時間をかける必要もないし、テレビでも見ながらやっても大丈夫(本当は見ないでリラックスした方が効果は高いですが)。

筋トレは必須要素ではないですから、そこまで大変ではありせん。

ただ、筋トレが一番効果を実感しています。

というのも、僕が肩こりが気にならなくなって半年くらい経ちましたが、これはジムに通い始めた時期と完全に一致するのです。

むしろストレッチやマッサージは、肩こりが軽くなったことで、動かしやすくなったので、勢いで始めた副産物です。

良いスパイラルに入ることができたのだと思います。

肩こりについてのまとめ

ストレッチをはじめ、肩こりに効果的な方法はいくつかありますが

僕は10秒で肩こり改善!

などの方法でも、短期的な効果はあまり期待せず、そういったストレッチや運動を継続することが大切だと思っています。

肩こりも軽い人と重い人がいます。

僕も色々な方法を試しましたが、これが短期的に効果を挙げられる!

というものには出会えませんでした、一方で、どの方法も長期的に実施すれば一定の効果は得られるものが多くもあったので、色々試して、自分の生活に無理なく取り入れられるものを継続して実施することが大切だと思います。

肩こりは病気ではないので、一度治ったら、もう大丈夫という訳ではないので、解消しても、またこらないようにする努力は必要です。

肩こりしない習慣は身体の血行を良くする習慣でもありますから、健康のために継続するのは有意義なことだと思います。