カロリーの高いお菓子や間食を食べると栄養が偏る
間食の問題点として、カロリーの摂取量が増えて肥満になりやすくなるというものがあり、これは広く知られるところです。
あまり知られていない問題点としては、カロリーの多い間食をすると、食事の際の食欲がわかず、肉や魚介類という「メイン料理に使用されやすい食材の摂取量が減る傾向」があります。
この原因としては
- 間食で満足感を得てしまい食事が十分に食べられない
- 間食の過剰なカロリーを無意識に食事で調整してしまう
こういった点が多く、子供に①が多く、女性に②が多い傾向があります。
栄養の偏る理由
肉や魚はお腹に溜まる食品という印象があると思います。
これは消化・吸収に時間がかかることや、実際に食べた後に満足感が強いというイメージから来ています。
このため、空腹感のない状況では、そんなに「食べたい」と思わなくなりがちです。
肉や魚は重要なたんぱく質源です。
ビタミンやミネラルはお腹が空かない時でもサラッと食べられるさっぱりとしたサラダなどで野菜から摂取できますが。
たんぱく質については卵と豆類でも補給はできますが、一定以上に摂取しようとすると肉や魚に頼りたいところです。
特に若い女性はダイエット時に肉や魚といった主菜を減らしてしまう傾向があり、間食をしてしまうと罪悪感から食事摂取量はさらに減るので、慢性的にたんぱく質の足りない状態になります。
こうなると体は血中に足りないアミノ酸を補うため、筋肉を分解していってしまいます。
筋肉が足りなければ健康的な生活は送りにくいですし、髪の毛や爪、肌の材料としてもたんぱく質は必要なので、美容の面でも悪影響がでます。
流行の食べ物ほど栄養価が低い傾向
周期的に流行が回ってくる食べ物の代名詞となりつつある
・パンケーキ
・タピオカミルクティー
こういった食品の特徴として
・糖質や脂質以外の栄養価がほぼ摂取できない
・カロリーが食事並みかそれ以上になる
こういったところがあります。
つまりは栄養価の低い食事と考えることもできます。
ここで、食事で不足分の栄養を摂取しようとするとオーバーカロリーになりますし、カロリーだけ辻褄を合わせると栄養価が足りないというジレンマに陥ります。
テレビなどでは言いませんが、ジャンクフードと特徴は全く一緒です。
こういった食品を否定するわけではありませんが、毎日のように摂取するのではなくて、週に一度の自分へのご褒美感覚で取り入れていくことが丁度良いと思います。