寒天ゼリーでダイエットを成功させることができるか
寒天は固めるという働きからゼラチンと混同しやすいですが、実際には少しずつ違う点があります。
その中でも特に大きな要素として、寒天は海藻を原料としているのでカロリーがゼロであるという点があります。
この特徴を生かして寒天ゼリーダイエットは可能かなど、ここでは考えていきたいと思います。
寒天ダイエットは可能
最初に結論から入りますが、理論的には可能ですし、実際にこのダイエットで痩せてもらった経験もあります。
ただ、やり方や簡単な知識がないと失敗してしまうので、その時に行った方法と注意点などを挙げていきたいと思います。
僕が実際に相談を受けた際に実施してもらったのは
コーヒー寒天です。
甘さは人工甘味料でつけたものになります。(人工甘味料について詳しくはこちらを参照)
材料は
- インスタントコーヒー
- 人工甘味料(ネットで購入が手軽です)
- 寒天
- お湯
これだけです。
寒天も昔は取り扱いが難しいところもありましたが、最近は寒天パパなど、粉状になったものを溶かすだけという手軽なものが増えているので、料理というよりも全て混ぜて溶かしたら冷やし固めるだけという感じです。
実際にすべての材料を溶かして(寒天はものによっては入れてから一度沸騰させる必要があるので、商品のパッケージをよく確認してください。)
型やバットに流し込んで、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やし固めるだけです。
料理が苦手な人でも一度一緒に作るだけで大体覚えてくれます。
最近、人工甘味料はダイエットするのに適していないという情報もありますが、カロリーを抑えるという目的であればこのコーヒー寒天は非常に有効でした。
ちなみに
コーヒーは苦手という場合には下記のようなバリエーションも可能です。
- 紅茶
- ほうじ茶
- 緑茶
ただ、甘さがないとどうにも美味しく感じられないので、コーヒーと紅茶に人工甘味料が安定だと思います。
注意点
この寒天、どうして他の味のバリエーションではダメかというと、ジュースや果汁を使用するとどうしてもカロリーが多くなるためです。
このため、基本的にカロリーのないコーヒーや紅茶を使用します。
ミルクを入れないのもカロリーを抑える(基本的にゼロカロリーのデザートにする)為です。
美味しさが二の次になってしまうのは仕方がない所・・・と今の所は妥協しています。
ちなみに、ゼリーを食べ慣れている身としては、どうしても寒天のボソボソとした食感に抵抗がありますが、これはそのうち慣れます(無責任)
実際ゼラチンは夏場の気温の高い日は室温でも溶けだしてしまうなど寒天ほど安定していないのですが、それでもゼリーの方が売れているのはこの食感の違いが大きいと思います。
食感以外の注意点として
お腹の弱い人はお腹が緩くなることもありえるという点です。
これは長所とも短所とも言える部分で
ダイエットを始めると、炭水化物、特に米を食べる量を減らすことから食物繊維の摂取量が減少する傾向があり、結果として便秘につながってしまう人は少なくありません。
更に食べる量自体少なくなるので、お通じが悪くなる要素がダイエットには多く付きまといます。
こういった点から、お腹を緩くすることをデメリットとなるか、メリットとなるかは個人個人の体質や胃腸の具合などに左右されることになります。
寒天ゼリーでお腹が緩くなる理由として下記の2点があります。
- 原料の海藻が水溶性食物繊維を多く含む
- 人工甘味料は体内で食物繊維に似た働きをする
ゼロカロリーなので、人によっては便秘対策としての導入も検討できるかもしれないです。
まとめ
今回紹介した寒天ゼリーは基本的なアイデアで、まだまだ発展性もあるものだと思っています。
色々と試しながら試してもらえると良いと思います。
ただ、寒天の食感は合わない人には本当に合わないので、寒天や人工甘味料は最初はお試し程度に購入して試してみることをお勧めします。