筋トレにも最低限の柔軟性は必要
筋トレは筋肉をつけるためのトレーニングなので柔軟性がないかは関係ないという気がします。
ところが、あまりにもガチガチな体だと筋トレの効果を十分に得られていないという事もあり得ます。
今回は僕がストレッチやヨガを取り入れたことで気が付いた点などを筋トレ中心の話題で書いていきます。
体が硬すぎると筋トレ効果が半減する
これは以前の僕の話になります。
体が硬いことが悩みですが、実際に困ったことなどはなかったので筋トレばかり行っていました。
ある時ケガをして、それ以来体のあちこちに不具合が出たので、体の調整を行う意味でストレッチやヨガを1日20分程度行うことを続けています。
驚いたのは筋トレの効果がしっかりと現れるようになったことでした。
一見関連のなさそうな柔軟性と筋トレの効果には、はっきりとしたつながりがありました。
コリがなくなりターゲットの筋肉を意識しやすくなる
まず、ストレッチなどは体を柔らかくするという狙いもありますが、体のコリをほぐすという目的もあります。
僕がストレッチをきちんと行う中で気が付いたのは、体が硬い中でも特に背中はガチガチだったという事です。
あまりに硬くて最初はストレッチで痛みを感じるほどでしたが、その分効果が出るのもあっという間で、それまでとは肩甲骨の可動域が大きくなっている事背中が意識したとおりに動くようになっていることを感じることができました。
すると、背中のトレーニングを行う際に、今まで以上に「背中のどこを使っているのか」を感じることができるようになり、今まで以上の効果を感じることができるようになりました。
実際に使用するウエイトが少しダウンしたのですが、これは今まで背中だけを使っているつもりだったのに、実は肩やらなんやらまで使ってしまっていて、結局体全体で重りを上げていたからだと思います。
こうなると目的の背中への負荷は分散してしまっているので効果は減ってしまうし、せっかく部位ごとにトレーニングを分けているのに、結局毎回体全体を使ってしまっているので、体全体の疲労もコントロールできていなかったということになります・・・
ストレッチやヨガでは体の部位を意識しながら伸ばすという事が必要になりますが、これが体の各部位への意識を高めてくれるのが良かったのだと思います。
可動域が広がり効果が上がる
ウエイトトレーニングでも、可動域を一杯に使用することは重要です。
体が硬すぎると、可動域が狭いので、動作の始めと終わりの部分でしっかり筋肉に効かせることが難しく、なんとなく中間の問題なく力を発揮できる辺りでちょこちょこ重りを動かす感じになりがちです。
体の柔軟性が高まっていた李、コリが解消されていれば体の可動域も広がっているので、無理をしなくてもしっかりとしたフォームでトレーニングできます。
体が硬すぎると、無理に動かすとケガにもつながります。
やはり風呂上りの柔軟などはしておくに越したことは無いと思います。
疲労感の軽減
体のコリが解消されるだけでも、体が無理なく動くようになりすっきりとした印象になるので疲労感がかなり解消されます。
コリがあると何となく「詰まった」感じの印象になるので、これがないとトレーニング中の不安感も少なくなるので、積極的な取り組みにもつながります。
以上のメリットが体が硬すぎる僕が体をほぐすことを始めて感じることのできた効果になります。
トレーニング前の静的ストレッチは厳禁
筋トレ前にストレッチはしない人が多いと思います。
これは静的ストレッチと呼ばれるゆっくり10秒以上伸ばすストレッチなどを行うと、筋肉などが緩むので発揮できる力が小さくなると言われている為です。
筋トレは最大限の力を発揮することでその効果を最威厳に得られますし、変に力が入らないとケガにもつながる可能性があるので、筋トレ前に行うのであれば動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)と言われる、早めの動作で体をほぐすものが推奨されます。
僕のように体の柔軟性を高める目的のストレッチを行う場合には、運動後や運動しない日に行うことがお勧めです。
まとめ
少し前までの僕のように筋肉には興味あるけれど、柔軟性については無関心という人も多いのではないでしょうか?
僕はケガがきっかけでリハビリ的に行うことでその効果を感じるに至りましたが、ケガをする前から知っているのであればそれに越したことは無かったし、ケガの予防にもなったと思います。
試しに1日10分、あるいは2日に1回10分くらいから初めて、ほぐれ具合を感じてみるのはいかがでしょうか?
特に肩こりがすごい人などはそちらにも効果があるのでぜひお試しください。
僕のおすすめはYouTubeなど動画サイトでストレットを検索し、一緒にやることです。
自分で何となくやるよりも実際にやっているのを見て、「この辺が伸びているんだな」とイメージしながらやるのが最も効果的です。
最後になりますが、コリをほぐす、体の柔軟性をそこそこにするくらいであれば、痛みを伴うところまでストレッチしなくて大丈夫です。
伸ばすことが目的なので、「伸びて気持ちいい」「あるいは痛気持ちいい」くらいの感じで行うのが効果も得られるし、気持ちも良いので継続的に行うのにもうってつけです。