冬の水分補給の重要性
水分補給と言えば夏場の熱中症予防という印象ですが、冬は冬で水分補給をする必要性があります。
今回はこの冬場の水分補給にはどんなメリットがあるのかという点について書いていきます。
冬は乾燥の季節
日本の冬は湿度が低く、乾燥しやすいという特徴があります。
さらに暖房器具を使用することで、室内の空気が乾燥します。
このため、最近は加湿機能のついている家電製品が売れているという状況です。
冬は空気の乾燥と気温の低下でウイルスが活性化
冬は風邪をひきやすい季節となっています。
これは気温が15℃以下で空気が乾燥している状態を好む菌やウイルスが多くいるためです。
インフルエンザウイルスもこれに該当し、気温の低下と空気の乾燥で活性化(元気になる)し、人間に対して猛威を振るう事になります。
こういった風邪やインフルエンザの予防の一つに、乾燥を防ぐことで活性を弱くすることがあります。
更に乾燥した空気中はこういった菌やウイルスが空気中を舞いやすくなるので、広い範囲で感染しやすくなるのも流行の一つの原因となっています。
冬は水分補給で風邪防止
加湿器で空気中の湿度を上げることも重要ですが、外出時などはどうしようもありません。
そのため、水分をこまめに補給することでのどの粘膜を潤し、そもそも体内に菌やウイルスが侵入しにくい状態を作る事が予防上大切です。
更に、口や喉の貼りついた菌・ウイルスを胃に流し込んでやっつけることもできます。
喉をカラカラにしないようにすることはこういった点において有効です。
美容上も冬の乾燥は天敵
乾燥の季節は肌からも乾燥した大気中に水分が失われていきます。
このため、保湿するためのアイテムが売れるわけですが、そもそも体の中の水分が少なければ肌に瑞々しさが出ないので、水分を適切に摂取した上で肌に保湿するものを使用しなければ、その効果はきちんと発揮されません。
手指などは特にお湯の使用や洗剤に触れることで冬場は荒れやすくなります。
当然クリームなどの使用もするでしょうが、体内水分が確保されていることは重要です。
若いうちは体内水分量が多い
人間は若いうちは体内水分量が多く、このため、肌には弾力と瑞々しさがあります。
小さい子の肌は見事なものです。
これが加齢とともに体内に貯蔵する水分量が減少するため、肌からは弾力と瑞々しさが失われていきますから、水分が体や美容にとって重要であることは容易に想像がつきます。
冬の風邪予防は水分補給が重要 まとめ
・冬は乾燥することから風邪やインフルエンザになりやすくなる
・空気が乾いているので肌の水分も失われやすい
この2点から、冬場の水分補給は夏場と変わらず重要であることが分かります。
夏の熱中症は明らかに水分の不足が原因として感じられやすいので注意喚起がされますが。
冬の問題点は水分不足自体要因の一つなので、そこまで重要視されない傾向があります。
そうはいっても冬の水分不足が与える影響は小さくないものですから、きちんと喉が渇く前から定期的に水分摂取を行うようにしていきたいものです。