体を冷やす・温める食べ物と飲み物
体温調整を手伝ってくれる食品は色々とありますが、簡単に見分ける、判断する方法があります。
今回は体を温めてくれる食品、体を冷やしてくれる食品について書いていきます。
体を冷やしてくれる食品
体を冷やす食べ物1:南米由来の食品
南国の果物や飲み物は体を冷やしてくれるものが多くあります。
体を冷やす原理はそれぞれの食品などで異なっていますが、この南米の食品が体を冷やす理由については
暑い国なので、体を冷やす食品が人気があって生産が増え、特産品となる
その国で多く生産されているものが海外に輸出されるので、その国の特徴が食品に反映される。
この二段構えが理由になっています。
具体的に食品をいくつか例として挙げると
梨、スイカ、柿、バナナ、オレンジ、りんご等となります。
そういえば、昔は熱を出した時にだけバナナを食べさせてもらえるという時代があったと親世代の方から聞いたことがありますが、科学的な根拠があったのですね。
体を冷やす食べ物2:コーヒー
南米を代表する飲料と言えばコーヒーです。
なんとなくホットコーヒーで体も温まる印象がありますが、実はその後に体は冷えていきます。
暑い国の人がどうしてコーヒーが好きなのか垣間見えますね。
体を冷やす食べ物3:夏野菜が体を冷やす
日本の夏野菜も身体を冷やしてくれます。
トマトを代表にきゅうり、なすなど、夏野菜は水分も多く、体温を下げてくれるので、夏にはありがたい食品となっています。
暑い時季は助かるものの、寒い時季には冷えの原因にも・・
夏場はこういった食品を上手く利用することで自然に体温を抑えることができます。
一方で、冷え性が気になる方は無意識にこういった食品を食べ過ぎていないかをチェックしてみても良いと思います。
体を温める食品
体を温める食べ物1:根菜
地中にできる根菜は地面の中で熱を蓄えているので、体を温めてくれます。
調理法も茹でる・煮るなど、食品自体を加熱する必要があることから、秋から冬にかけて旬でもあり、使いやすい食材となります。
体を温めるための物2:紅茶、ほうじ茶
茶色いお茶は体を温めると覚えて大丈夫です。
これは一度加熱(煎じた)ものという括りです。
そのため、体を温めてくれます。
体を温める食べ物3:生姜
生姜には体を温めてくれる成分が2つ入っています。
ショウガオールとジンゲロールです。
これらは辛味成分です。
ただし、辛ければ体を温めてくれるわけではなく、唐辛子のようなものは食べた直後は体温が上がりますがその後は汗が冷えて、体温は下がってしまいます。
この点については注意が必要です。
地域にとって好まれる食材は異なる
寒い国では食材が温かいというよりも、暖かくする調理法が多くなっています。
ロシアでは煮込み料理が多くなっています。
そして寒い地方で体を温めると言えば、お酒ですね。
ウォッカなど、アルコール度数の高いお酒を対して割らずに飲む印象があるのはこの理由からだと思います。
体を冷やす・温める食べ物 まとめ
それぞれ体を温める・冷やす食品について個別に覚えることは大変です。
でも、それそれの特徴を抑えることで比較的簡単に見分けがつくようになりますので、上記を踏まえつつ食品選びをしてもらいたいと思います。
体を冷やす
夏野菜、果物など水分の多い食品
コーヒー
体を温める
根菜(生姜含む)など水分の少ない食品
紅茶、ほうじ茶という茶色いお茶
これだけでも買い物がはかどりますので、軽く覚えておきましょう。