熱中症の症状として警戒しなければいけないもの
熱中症に気をつけましょうというのは昔から良く言われることです。
一方でその症状についてははっきりとしないところもあり、通院するべきかどうかを悩んでしまうことも少なくありません。
そのほとんどが軽症であることが多く、しっかりと休んで次の日には問題なく生活できるので事なきを経ていますが、一方で重症であることを見逃してしまい、後遺症が残ったりするケースもあります。
今回は熱中症の主な症状について書いていきます。
熱中症の症状
・頭がボーっとする
・吐き気がする、吐く
・体にだるさがある
・体が熱い、熱がある
・涼しいところでいくら休んでも汗が止まらない
・めまい、視界がぼやける
・体が痛いと感じる
・指に力が入らず、手も握れなくなる
まだまだたくさんありますが基本的には上からはじまり、酷くなると下の方の症状が出るようになってきます。
下の方の酷い症状では、すでに体温を調整する機能が正常に働いていないので、空調の効いた部屋にいても汗がいつまで経ってもダラダラ流れ続けるという事になってしまいますし、体の熱感も残り続けます。
熱中症の疑いが強い時にしてはいけないこと
温かい(暑い)お風呂に入らない
外で活動している時に熱中症になることが多いことから、汗を流したくてお風呂、と言う選択肢を取りたくなりますが、体温の調整機能が働かない状態での入浴は命に係わる場合があります。
この辺りは特に慎重な対応が必要になります。
熱中症の通院目安
昔は軽い熱中症くらいで通院は大袈裟では・・・
という印象もありましたが、最近は熱中症も重症化すると命の危険があるので、点滴をしたりなどなどのきちんと対応をしてくれることが多くなりました。
汗がいつまでたってもひかない、体が痛いという症状であれば迷わずに通院することをお勧めします。
早く通院していれば・・・と医師に言われるケースもあるので、迅速な対応はカギとなります。
子どもは特に熱中症に注意
子どもは上手に症状を伝えることができません。
このため、症状については聞き取りよりも目視での確認の方が大切になります。
特に外で遊んだり、運動していると、夢中になり過ぎて、体に起こっている症状に本人も気が付きにくくなっています。
周囲の大人が適宜休憩を取らせたり、水分補給を細目に行うなどの対応が重要です。
子どもは比較的暑さに強い傾向がありますが、症状が出た時にはフラフラしているなど、すぐに対応が必要なケースが多く見られます。
夏場、屋外で運動する際に気を付ける点
・休憩時間を細目に取る
・水分補給、塩分補給も細目に
・休憩時には日陰で休む(できるだけ休憩時は涼しい環境で過ごす)
・子どもであれば、頭から水を被っても良い
注意するのは
・直射日光には続けて当たらない
・体温は少しでも下げる
・水分補給は喉が渇く前にミネラルを含むもので
この3点をしっかりと守ることが大事です。
特に野球やサッカーを外で行う場合には
・冷たい水分を用意
胃腸が冷えるので嫌う方も多いですが、体温を下げるという目的には有効です
・日陰の確保
テントなど持っていけると確実です。
・体を冷やすアイテムの有効利用
アイスノンなどを使用して脇や首筋の大きな血管を冷やすことで、体温を下げます。
・岩塩を用意
少し値の張るミネラルを含む岩塩を用意して、ミネラル不足による熱中症などを予防します。
熱中症対策アイテムの注意点
体を冷やすアイテムの中には
実際に体温は下がっていないけれどスーッとすることで涼しく感じさせるものが多くあります。
スプレー式のものなど。
こういったものは、気分は良くなりますが、体温は全く下げていないので、状態としては横ばいであって改善されていません。
そのため、涼しくなったからもうひと頑張り!
と無理をすると即熱中症の恐れがあります。
アイテムを使用する際には、それが本当に体温を下げているものなのかなど考えると良いと思います。