脈拍(心拍数)を下げると寿命が延びる

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脈拍測定

脈拍と寿命の関係

基本的に1分当たりの心臓の拍動を「脈拍」あるいは「心拍数」と呼んでいます。
脈拍の多いネズミなどは寿命が短く、脈拍の少ない像は寿命が長いことなどから、この脈拍について寿命との関連性があることは昔から言われていました。

そして、現在では安静時の脈拍が少ないことが長寿につながるということが、研究報告として一般的になりつつあります。

以前から言われている説によると、一生のうちの心臓の拍動数はある程度決まっている(あるいは標準化できる)とされています。

これはある程度、心臓や血管の耐久性と関連したもの考えると間違っていないのだと思います。

脈拍が低いことが長寿につながる理由

脈拍が多いという事は心臓がドックンドックンと動く(拍動する)回数が多いので、心臓への負担が大きくなります。

そして、心臓が拍動すると血液が血管を送られていくので、血管にも負担が大きくなります。

心臓の拍動が多いことで体内に炎症を作りやすいことも分かっています。
炎症は様々な病気の原因となるので、こういった部分でも体への負担が大きくなります。

現在は1分間の脈拍が起床後に60台であることが健康的な数字とされています。
これを目安にして計測する習慣をつけると良いでしょう。

脈拍が少なければ確実に長生きというわけでもない

実は「安静時の脈拍が少ない方が長寿である確率が高い」という話です。

リスク自体は下がるけれど、脈拍が低ければどんな病気にもならないというわけではないので、あくまで突発的な病気や死亡のリスクが減ったり、そういった状態になりにくくするという感じになります。

確実に、というわけではありません。

脈拍は変動しやすい

安静時の脈拍が重要という話を書きましたが、人間が1日の間で安静にしている時間はごくわずかです。

あとは少ないとはいえなんらかの活動をしています。
この少しの動きだけでも脈拍は増えていきます。

安静時の脈拍が大事な理由は
・指標として安定している
・睡眠など、リラックスしている時の脈拍低下が重要である
この2点にあります。

アスリートの脈拍は?

実は僕は長距離走向きの体質をしていまして・・・
運動中は脈拍がもちろん高くなるのですが、安静時の脈拍がかなり低くなります。

献血などに言った際も、
「脈拍低いですね、何か運動してますか?」と聞かれます。
ある程度運動していると、それに見合った脈拍に落ち着くようです。

このため、「運動すると脈拍が上がるから体に悪いのでは」という心配はそんなに必要ないことが分かります。

もちろん、久しぶりに運動する人が無理をするなどは、ケガなど、その他のリスクが高くなりすぎるので注意も必要です。

脈拍が上がる要因

脈拍が上がるのは活動以外では以下の要因になります。
・アルコールの摂取
・喫煙
・ストレス
・疲労
・睡眠不足
・緊張
前の日にアルコールを摂取すると、次の日の起床時にも脈拍が下がりきらないので、明白に自分の健康状態を見ることができます。

脈拍を計測することで、自分の生活自体を振り返ることができるので、健康的な生活を送りやすくなります。

脈拍を下げる方法

これはためしてガッテンで紹介されたものですが
①寝そべる
②リラックスして深呼吸をする
これだけで脈拍が下がり、毎日寝る前に10分行うと、安静時の脈拍が低くなっていうという事です。

ポイントとして
呼吸は鼻から吸ってお腹、胸と酸素を十分に取り込むイメージ
吐く時には、口をすぼめて空気を全部吐き出すイメージ

すごく簡単なのに効果は高いので、健康的な習慣として試してみるのはいかがでしょう?

瞑想やマインドフルネスもこういった健康的な背景もあって流行しているのでしょうね。

脈拍と寿命のまとめ

・安静時の脈拍(起床時)が60台の時に最もリスクが低い
・脈拍は簡単に変動する
・安静時の脈拍が高くなる要因は生活の乱れとストレス

今回の内容は上記のようになっています。
改善する方法も簡単でお金もかからないものなので、リラックスするための習慣としても取り入れてみるのはいかがでしょうか?