食用油の色々
以前は脂質というだけでカロリーが高いので良くない!
という考え方をされていましたが、最近は糖質制限の流行と共に、質の良い脂質を積極的に摂取しようという考え方がだいぶ広がってきました。
そういった時代の流れも踏まえて、食用油について紹介していきます。
食用油の色々1:アボカドオイル
アボカドそのものに不飽和脂肪酸が多く含まれていることから、積極的に食事に取り入れている人も多く見られます。
そしてそのアボカドから抽出されるアボカドオイルについては同様に不飽和脂肪酸が多いことから、質の良い脂質を手軽に摂取したい人には非常に適したものになっています。
アボカドオイルの特徴1:加熱に強い
アボカドオイルは他の健康的な油と比較した際に、加熱した時、温度が上がっても煙が出にくいことが特徴として挙げられます。
このため、ある程度加熱する調理にも使用できるので、広範囲の料理に適応していることがポイントです。
他の健康的な油は熱に弱いものが多く、摂取する方法が非常に限られてしまうことを考えれば、これはとても優れた点であることが分かります。
アボカドオイルの特徴2:ビタミンも豊富
脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、Kを始めとした栄養価も非常に高いことから、ダイエットなどでも重宝されます。
アボカドオイルの特徴3:石鹸でも利用される
アボカドオイルは石鹸の材料としても使用されます。
ブラジルではかなりの量が流通しています。
アボカドオイルは乾燥を防ぐ保湿力が強く、特に頭皮の感想を防ぐ効果があります。
アボカドオイルをそのまま肌に塗る方法も多く紹介されていますが、最初はこういった石鹸から入る方がハードルが低いので、肌に直接使用することを目的する場合は検討してみてください。
食用油の色々2:グレープシードオイル
ブドウの種子から抽出されるオイルで、コレステロールがゼロであることや、ビタミンEを豊富に含んでいることから、健康的な油の中でも初期の頃からメジャーになったのがグレープシードオイルです。
グレープシードオイルの特徴1:ビタミンEを豊富に含んでいる
ビタミンEは血管を拡張して血流を促す働きがあったり、美容に効果的であることから、特に女性に人気のあるビタミです。
グレープシードオイルの特徴2:乳化作用が高い
水と油は本来混ぜ合わさらないものですが、これを混ぜ合わせる(乳化する)作用が高いので、手作りマヨネーズに非常に向いていて、コレステロール控えめのマヨネーズを作るのに重宝します。
グレープシードオイルの特徴3:加熱は避ける
炒め物などに使用すること自体は可能ですが、多価不飽和脂肪酸が加熱によってフリーラジカルを作り出してしまいます。
このフリーラジカルは老化の原因とされたり、がんの原因となり得ると考えられているものなので、避けることが重要です。
加熱しない場合、多価不飽和脂肪酸は非常に健康的な油になりますので、積極的な摂取がお勧めできます。
食用油の色々について まとめ
今回はアカガドオイルとグレーシードオイルに絞っての紹介となりましたが、基本的に良質の油はコレステロールが低い、または含まない点が優れた点となっています。
これに対して肉類などに含まれる飽和脂肪酸はコレステロールを含みます。
ここが一つの健康への分かれ道といったところになります。
ただし、どんなに体に良い成分を含む油といっても
油である以上、1g=9㎉ですから、1日にスプーンに1~2杯程度で取り入れていきましょう。