健康とのメリットと不健康との違い
健康の定義はWHO(世界保健機構)で以下のように定義されています。
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
世界保健機構 憲章 前文
かみ砕くと、心と体が良好な状態であり、病気や虚弱がないというだけの判断ではないということになります。
例え病気でなかったとしても体または心に変調が見られる際にはそれは健康ではないという感じです。
これを突き詰めていくと大変なことになるので、ここでは単純に定義の説明というとおろに留めておきます(社会的に裕福かどうかなど社会問題まで話が広がってしまう)
不健康についてはもちろん上記の反対の状態であり、
心または体が良好な状態ではない、それに病気の有無などは関係しないということになります。
文章にしてしまうと難しく感じますが、日ごろの体験から考えると分かりやすくて
・疲れがたまっている
・病気ではないけれどだるい、体が重い
・やる気が出ない
こういった日ごろ感じられるちょっとした不調も健康と言えないと状態だと考えると、しっくりきます。
健康でいることのメリット
では、健康でいることが推奨されていますが、心身共に健康であるという状態はどんなメリットがあるのでしょうか?
・作業効率が良い
・何かを行う意欲が高い状態(やる気の高い状態)
・体を動かす際の不自由がない
意外と健康でいるということのメリットは少ないように感じます。
不健康のデメリット
では、不健康であるということのデメリットはどんなものがあるでしょう
・痛むところは動かしたくない、動かない(動作の制約)
・作業の意欲がわかない(やる気の低下)
・病気によっては日常生活を普通に送ることができない
大きな括りで書いてしまいましたが、体のだるさなど軽微なものでは、意欲の低下や作業効率の低下にはじまり、病気やケガと言われる状態になると日常生活を送ることにも困難となります。
通常の生活に影響が出るということは大きなストレスでもあるので体の不調に引きずられて精神的にも健康ではない状態になることも多いです。
風邪で寝込んだ時に楽しい気分にはならないですよね(小学生は違うかも)
しかも、調子が悪いから何をしてもはかどらないし、早く治すためには寝ているしかない・・・
健康のメリットは少なく感じるものの、不健康になった場合のデメリットに関しては痛感させられるます。
健康であることはプラスでなくデフォルト
こういった面から健康であることは100点で、不健康の状態が-100点というわけではないことも分かります。
個人的に考えているイメージとして
健康であることは当然の事なので0点、そこから不健康になるとどんどんマイナス点になっていく・・・このため、健康である時にはそのありがたみは感じにくく、マイナスになるとそれよりも良い状態だった健康状態に感謝するという感じです。
健康であることは特別な状態ではないと。
何かしら慢性疾患であったり、先天的に健康の定義に当てはまらない場合であっても、その人の日常的な健康さからこの0点のポイントが決まってきて、そこからマイナスになると不健康と言えるなどの例もあります。
そもそも健康の定義自体がマイナスのない状態と言っているものなので、健康を知るためには不健康の状態があってこそという相対的な評価であるとも言えます。
健康になるための3大基礎
では、不健康にならないためにはどうしたら良いのか、あるいは不健康の状態を改善するにはどうしたら良いのか?
健康になるための3つの柱として
・睡眠
・栄養
・休養
この3つが満たされることが重要です。
この中でも個人的に最も効果的だと実感しているのは睡眠です。
睡眠は人にもよりますが、調子が悪い、疲れが溜まっていると感じるときには1週間くらい8時間睡眠を意識すると、かなり改善されます。
とりあえず不調を感じた時には8時間以上眠る!
これはかなり重要です。
精神的な疲労やモチベーションの低下も睡眠で改善されることが多いです。
ちなみに人間は寝貯めができないことが科学的に実証されています。
土日に昼間で寝ているから大丈夫なんてことはなくて、土日に昼まで起きられないということは、睡眠時間が日常的に不足していると考えて、普段の睡眠時間を調整する必要があります。
栄養についてはもちろん大事な要素ですが、現代では、よほど偏った食生活をしていなければ、そこまで大きな問題になることは少ないです。
むしろ生活習慣病のように過剰な摂取による疾病が注目される世の中になっているので、食べすぎに気を付けましょう。
休養は睡眠と重なる部分がありますが、基本的にデスクワークだとしても残業時間が長くなれば体に悪影響が出ることが分かっています。
必要な分休養することで、次の日にがんばれる英気を養えるというものなので、ダラダラとがんばるよりも、時間を決めてしっかりがんばる・休むのメリハリをつけることは大切です。
体のこともありますが、休養を取れない環境は精神的な負担につながります、自分の時間を確保してリラックスや気分転換を計るという意味でも、休養は重要です。
健康と不健康の違い まとめ
今回の内容をざっくり纏めると
健康ではない状態が不健康ということになります。
このため不健康になってから健康のありがたみを痛感するものの、健康な状態に戻ると不健康だった時の反省はどこにやら・・・ということも良くある話です。
健康であることに価値があるのかと言われると分かりにくい反面、不健康ではない状態であるという考え方をするとありがたみが見えてくる不思議な関係である、健康と不健康。
しっかり自己管理をして、不健康な状態にならない程度の節制はしていきたいところです。