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スクワットを避ける人が多い理由
運動習慣を身に着けている人も増え、スポーツクラブやジムも以前と比較すると利用する方が大幅に増えてきています。
そんな中で、下半身のトレーニングについては比較的行わない方も多くなっています。
今回はこの下半身のトレーニング事情について書いていきます。
下半身トレーニングの現状
・軽いウエイトで行う人、マシンで行う人は多い
軽めのウエイトで行う人はそれなりに見かけます。
特に女性は下半身を引き締めたいという方も多いことから、積極的に行う人も多い傾向があります。
・高重量でレッグプレスやスクワットを行う人は少ない
上記に反して、100㎏を超える重量を行う人は少ないように感じます。
正直スクワットやレッグプレスであれば下半身の筋肉の大部分を動員できることから上半身の100㎏よりも簡単に行うことができるのですが、
大変なはずのベンチプレスで100㎏挙げている人はそれなりに見かけるのですが・・・
恐らく、ゴールドジム辺りになると、下半身もがっつり鍛えている人が多いと予想できますが、そこいらのジムだとこういった感じになっています。
下半身トレーニングがはかどらない理由
下半身は疲れや筋肉痛がダイレクトに生活に影響する
胸や背中の筋肉痛は、その部分をあまり使わないようにすることが案外簡単です。
一方の足の筋肉痛や疲労については、立つ、しゃがむ、歩くという日常動作のたびにその影響が感じられるため、不快感があります。
足が張っている場合などについては、歩きづらさなどもあります。
下半身を鍛えても実感が湧きにくい
僕はフットサルをしているので、動作への影響を実感できるのですが、そういった競技を行っていない場合には日常的に下半身のパワーを生かす場がないので、鍛えた感が得にくいということがあります。
上半身だと何か持ち上げるなどの際に、力が付いてきたことを感じることができたりもしますが、その恩恵を受けづらいことがあります。
外見上の分かりにさがある
上半身は鍛えると広がりだけでなく、体に厚みが出たりするので、外見上の変化が分かりやすいですが、下半身はズボンに隠れるとほとんど分かりません。
しかも、太ももの太さに合わせると、筋肉のない足首などはスカスカに見えてしまうので、夏場にショートパンツを着用しないと、そのバランスがおかしく見えてしまうこともあります。
フィジークでは下半身の筋肉が評価されない
ボディビルはハードルが高いですが、フィジークというジャンルになると比較的ハードルが低くなります。
このフィジークとは上半身の逆三角形、ウエストの締まりが評価される競技です。
髪型や、サーフパンツのデザインも評価対象になりますが、太ももは評価対象外となっています。
フィジークの大会を目指す方は上半身メインになるのは競技特性上仕方ない部分でもあります。
このように、怠けているわけではない理由もあります。
高重量のスクワットは腰を痛めやすい
扱う重量が増えるとスクワットなどで上半身の姿勢を維持することが困難になり、どうしても腰に負担がかかってしまいがちです。
腰を痛めるとあらゆるトレーニングができなくなるので、こういった故障を避ける意味でスクワットを行わない人も多くいます。
腰同様、膝関節にもおおきな負荷がかかるので、無理は禁物と言えます。
ケガ防止のためのスクワット
スクワットは高重量を扱う、そのため最初に行う種目
これがスクワットでケガをする原因の一つとなっています。
このため、下半身のトレーニングの最後=疲労した状態で、その状態に合わせた負荷にすることでケガ防止ができます。
この方法はオリンピアで優勝経験のある人が雑誌で話していました。
筋トレは筋肉に適正な刺激が入ることが重要なので、そこを重視するということです。
ケガは長期休養などにつながってしまうので、このあたりは上手にコントロールしたいものです。
下半身トレーニングは癖になる
ここまで、下半身トレーニングに否定的な内容になってしまいましたが
個人的には最近一番楽しみなのが下半身のトレーニングです。
僕はスクワットだと腰を痛めるタイプなので(元々猫背気味で・・・)レッグプレスを中心に行っていますが、やはり高重量を上げることができるという快感はたまらないものです。
そして、扱える重量の進歩も早くマンネリしにくいのもポイントです。
下半身の瞬発力を求められる競技をしている人は、鍛えていくとフットワークが良くなるので実感できるのもポイントです。
実は学生時代に筋肉は重たいものだからと、下半身に筋肉が付くことを嫌っていたのですが、そんな自分を説教したいと常々思っています。
エンジンが大きいことは=パワーがあるので、瞬間的なスピードも上がるのは当然のことなのに・・・
もちろんトレーニング中は高重量を上げているので辛いですが、充実感はかなり得られるので、何となく避けている方は少しずつ取り入れることをおすすめします。
難点はピチッとしたズボンが履けなくなってきたことくらいです。
下半身トレーニングの実情 まとめ
スクワットなどは疲労感が激しく、筋肉痛は歩くという日常動作でも気になる、更にトレーニング自体もしんどい
このため、避けられがちな面もありますが、得られる効果についても絶大なので個人的には実施をおススメしています。
特に高重量を扱わない場合でも、下半身は階段の上り下り、立つ・座る、歩く・止まるという基本動作のほとんどに関わるものなので、そういった機能を衰えさせないという目的で行うことは非常に重要です。
余り嫌い過ぎずに付き合っていきましょう。