イージーゲイナーとハードゲイナー
イージーゲイナーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは筋トレをする人にはある程度なじみのある言葉なのですが、一般的にはあまり知られていません。
今回はこのイージーゲイナー・ハードゲイナーという言葉を知ることで、自分の体について考えてみる機会にしていただければと思います。
イージーゲイナーとは
イージーゲイナーは基本的には太りやすい体質の事、などと簡単に説明されることが多いです。
少し食べ過ぎると確かに体重が増えやすいという特徴があるのですが、これを太りやすいと簡単に考えてしまうのは少し勿体ない話だったりします。
イージーゲイナーの本質
イージーゲイナーをもう少し掘り下げると
非常に栄養を取り込みやすい体質
という考え方にたどり着きます。
このため、太りやすい体質の人がウエイトトレーニングなどを行うと、筋肉に栄養が行き届きやすい体質であることから、効果を上げやすいことが分かっています。
このように
体重が増えやすい、筋肉も脂肪も付きやすいという点がメリットになったり、デメリットになったりしますが。
どちらにしても増量=gain しやすい=easy という意味でeasygainer=増量しやすい人
と表現されるということです。
太りやすいことを悩んでいる人はぜひ筋トレを!
ハードゲイナーとは
食べても太りにくい体質の事を表します。
痩せの大食いと言う言葉がこれに当たりますね。
太りにくいという点ではメリットとなり、特に女性の間では羨ましがられます。
ハードゲイナーの本質
イージーゲイナーの項を見ていただければ分かるかもしれませんが。
食べても太らないというハードゲイナーの特徴は側面の1つであり、本来は食べた分の栄養を効率よく使用することができない体質ということになります。
このため、ハードゲイナーの人がウエイトトレーニングの効果を得ようとすると、かなり多くの栄養を摂取する必要に迫られ、大変な思いをしたりします。
太らないという点では大きなメリットですが、筋肉がつきにくいという点ではデメリットになります。
ハードゲイナーは筋肉も脂肪も付きにくいという点から
増量=gainが 難しい=hard という意味でhardgainer=増量が難しい人と呼ばれるわけです。
イージー・ハードゲイナーの資質
自分がイージーゲイナーなのかハードゲイナーなのかというのは
先天的に決まっている体質のようなものなので、急に変わったりすることはありません。
このため、スポーツの世界では遺伝子検査などで、その選手がどちらのタイプなのかをしっかりと把握してプログラムを作成しているところもあります。
勘違いもある
実はイージーゲイナーなのに、食が細すぎて、「いくらトレーニングをしても筋肉がつかない」と勘違いする人もいます。
しっかりとした量を摂取した際に体がどのような反応をするのかが重要なので、トレーニングを行う人はしっかりとした食事をすることが、イージー・ハードゲイナー共に重要になります。
特にありがちな勘違いで
学生時代は痩せていたという点から自分をハードゲイナーだと思い込む例があります。
特に毎日のように過酷なトレーニングを部活動やクラブ活動で行っている場合、単純に消費エネルギーが多過ぎて、つくべき筋肉をつける余力がないということがあります。
特に成長期は身長などを伸ばす方に優先的に栄養を回す必要もあります。
このため、本来得られるべき結果(成果)が得られていないだけということがあります。
こういった例からも摂取カロリーが十分な状態で判断する必要があります。
ハードゲイナーは食事に苦労する
僕もハードゲイナーの傾向があります。
筋肉がなかなかつかない言い訳でもありますが・・・
このため、体重を増やそうと思うと、有酸素運動を控えていても1日に4000㎉程度の摂取が必要になります。
食事3回+プロテイン(炭水化物を含む高カロリーのもの)4回くらい
こうなると食事の際に全くお腹が減っていない、むしろ満腹感さえ残っている中で食事をしないといけなくなります。
最近のプロテインはおいしいから良いものの、食事が辛いというのは何とも言えない気分です。
夕飯のペースが上がらない・・・
ハードゲイナーで一定期間である程度の結果を出そうとする場合には1日5000㎉~7000㎉食べているなんて話も耳にしますが、真似できる気がしません。
こういった背景からも筋トレの効果を得やすいのはイージーゲイナーで、太りやすい人ほどチャンスもあると言われます。
イージー・ハードゲイナーについて まとめ
細い身体を維持しやすいのがハードゲイナー
筋肉にしろ、脂肪にしろ体につけやすいのがイージーゲイナーです。
一見ハードゲイナーの方が体を保ちやすいように感じますが、トレーニングさえ習慣化できれば、イージーゲイナーの方が良いという面もあります。
実際僕もイージーゲイナーの人を羨ましいと思います。
ですが、一長一短と捉え、自分に合った生活パターンを作るしかないので、自己分析をしながら、体との対話をしていきましょう。