二日酔いはどうして起こるのか、理由と予防
二日酔いは基本的に、自身の代謝能力を上回るアルコール飲料を摂取することで起こる、様々な身体症状を表す事を言います。
お酒の飲みすぎによって起こるというのは飲み過ぎたことのある方は自覚できていると思います。
基本的な二日酔いの知識を覚えて、快適で、適度なお酒の付き合い方を考えていきましょう。
二日酔いの主な症状
説明するまでもないかもしれませんが・・・
頭痛や吐き気を倦怠感といった不快な症状が特徴です。
他にも
体が震える。
胃腸がムカムカする。
喉が渇く。
と、とにかく嫌な思いをするもののオンパレードです。
大体、この症状が出た時には「もう飲み過ぎないぞ」という謎の果たされることのない誓いを立てる傾向にあります。
僕も10回くらいこの誓いを立てていますが、効果は非常に限定的で短期間にかぎられています(笑)
二日酔いの起こる理由
ざっくりと行きます。
アルコールは体内で代謝され、アセトアルデヒトというものになります。
最終的にこのアセトアルデヒトは水と二酸化炭素に分解されて、ようやくなかったことになります。(精密には違う)
この中間に生成されるアセトアルデヒドは毒性が強くて、体内で悪さを働きます。
というのが、最も考えられている理由です。
実はこの他にもいくつか説があるものの、大体の専門書で、アセトアルデヒトについて良くは書いていません。
まぁ、原因についてはアセトアルデヒドでなかったとしても、アルコールの摂取量が多い事が問題になるのは間違えないところです。
人によって二日酔いになりやすさが違うのは?
一般的に言われる「お酒に強い、あるいは弱い」というのは、このアセトアルデヒドを分解する酵素がしっかりと働くかどうかによって左右されます。
日本人はこの酵素の働きが弱い人の割合が多く、ほとんど働かない人もいます。
この酵素のほとんど(あるいは全く)働かない人が、お酒の飲めない人になります。
九州や東北といった地域にお酒の強い人が多いと言われています。
二日酔いを少しでも抑える飲み方
胃が空っぽのままお酒を飲まない
これは聞いたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
空腹(=胃が空)の状態でいきなりアルコールを摂取すると、胃の粘膜にアルコールが刺激を与える事で、胃液がたくさん分泌されてしまうのに、食べ物が胃には入ってこないので、胃の粘膜を傷つけてしまいます。
このため、空腹のままお酒を飲むと、次の日に胃腸にダメージが来てしまいます。
いわゆる胃炎という状態なので、胸やお腹のムカつきなどは避けられないものに名てしまいます。
水やソフトドリンクを挟む
アルコールは利尿効果が高く、更に体温も上げるので、体内の水分を失って、脱水の状態になります。
二日酔いの際に強い喉の渇きが出る事があるのは、こういった原因があります。
そのため、水分を途中で補給することで、体内アルコールの濃度を下げると共に、脱水による症状を軽くします。
これにはお酒自体を単品で飲むよりもお酒のペースが下がるという面でのメリットもあります。
お茶だと、お茶自体にも利尿作用があるので、この場合は避けることが望ましいです。
二日酔いを速く治す方法
これは単純に寝る事が最も効果的です。
睡眠は体内のアルコール濃度を最も下げる方法であることが分かっています。
酷い二日酔いの朝は、水をコップに1~2杯飲んで、(脱水改善)二度寝をするのが最も賢い方法です。(周りには理解を得られないかもしれませんが)
二日酔いについて まとめ
酒は飲んでも飲まれるな
こんな言葉があるように、以前から二日酔いについては世界各国で悩みの種となっていました。
体に悪いと分かっていても、なかなかやめられないのがお酒の難しいところです、
適量もそうですが、二日酔いにならない飲み方を身につけて、自己防衛をしていきましょう。