議論でのストレスは議論に入る心構えで減らせます
議論と言うと大げさに聞こえますが、話し合いなどでも同様で、どういった心構えで相手と向かい合うかでストレスはだいぶ異なります。
一般的な人間関係のストレスの一つに価値観の相違や意見の食い違いがありますが、普通に考えれば意見がそれぞれ違うことはそんなに珍しいことではありません。
そこにうまく対応することが出来れば、ストレスを減らせるので、2つほど避けるべき簡単な心構えを、今回は身近な人を見ながら感じたことを書いていきます。
議論における基本的な姿勢
議論の心構え1:感情的にならない
話し合う中でどちらか一方でも感情的になってしまえば、その話し合いは上手くいかなくなります。
そして感情で押し切ってしまうと、押し切った側は良いのかもしれませんが、押し切られた側はなんらかのしこりを残します。
感情的になってしまうと、その場の議論で勝ちを拾うことができたとしても、将来的な部分ではマイナスになることが多いです。
なぜなら、その相手は感情で押し切る人を「合理的な思考ができないために感情に任せてしまう」という評価をすることがほぼ間違いなく、次からはその人と関わらないようにものごとを進めていくでしょう。
このケースでは感情的になった時点で、なった側がストレスを抱えていて、例えばそれで押し切った場合には相手側にストレスがかかるという比較的負の連鎖となってしまいます。
落ち着いて話し合うということを最後まで通せることが望ましいです。
もちろん話の通じない相手というのも世の中にはいるのですが・・・
議論の心構え2:議論を勝ち負けで判断しない
うちの嫁さんがこれです。
相手と話をしていて、相手と食い違った部分が出ると歩み寄ったり、お互いの意見を合わせて更に良いアイデアを出すというというのではなくて
相手の意見がどう間違っているのか
自分の意見がどう正しいのか
ここを突き詰めて、どちらが正しいかという勝負(相手を負かしにいってしまう)をしてしまうのです。
よく実家の母親と電話で喧嘩しています・・・
相手と話が合わなくても、流してしまえば良いような些細なところも
「それはおかしい!」と、言いたくなってしまうようです。
本来は意見に「正しい、正しくない」というものはなくて、それゆえにそれぞれに意見を出し合って、それを昇華させていくのですが、現状で出せるアイデアだけで勝負するというスタイルは何処からでてくるのでしょうか?
大体その実家との電話は母親側も強いもので、お互いに折れることなく終了することが大半で、終わった後はお互いに相手のことを「頭が固い」と思っているようです。
そのストレスたるや双方共に相当なものです。
意見交換をするという気持ちで臨めばこんなことにはならないので、勝ちに行くという姿勢もない方がストレスは少ないものです。
議論とストレスについて まとめ
日本の会議は恐らく大きい企業以外では遅れていて、こういった声の大きい人の意見が通ってしまったり、その会議で相手を感情的でもなんでもねじ伏せれば良かったりという側面も否定はできません。
ですが、だからと言ってみんながそんな方法をとると、ストレスフルな環境になってしまいます。
議論は様々な意見を出し合うことでそれらをブラッシュアップしていくことが大切です。
勝負事として捉えないことで、健康の大敵であるストレスをなくしていきましょう。