インフルエンザの感染源(媒介)となるのは大人? 満員電車のリスクと自己防衛策

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インフルエンザは大人が感染源になり易い

インフルエンザは飛沫感染と呼ばれる咳やくしゃみでの感染が非常に多いことが特徴です。
マスクをしていても、マスクの網目の間から出て行くので、確実な効果は期待できません。

このため、インフルエンザは発症時のみでなく、解熱後も保菌しているということから、解熱後の数日は自宅待機という扱いがされます。

大人はその活動距離や行動によってインフルエンザに感染する確率が圧倒的に子どもよりも多くなっています。

今回はどうして大人が感染源となり易いのかなど満員電車の話題を中心に書いていきます。

大人は不特定多数での行動が多いため、感染源となる

感染する最大のタイミングは、タイトルにも書いた満員電車で間違いありません。
満員電車には、様々な地域から、様々な生活習慣の方が乗っています。

その中でインフルエンザに罹っている方がいれば、その人を感染源として、多くの人にインフルエンザが広がって行きます。

インフルエンザの人が自宅待機を命じられる理由として、この感染拡大防止があるのですが・・・・

日本人や日本の会社にはまだまだ
・無理をして働かないと回らない実情
・体調不良を押して働くことを美談化
こういった背景がある事で、無理をして出勤した結果、会社内や地域にインフルエンザを蔓延させてしまう結果を招くことが多くあります。

子どもへの感染も大人が媒介になりがち

では、小・中学校など、子どもが満員電車に乗らない、人ごみに入らない環境でも学級閉鎖になってしまうほどの流行が見られる理由は何か?

これは大人が感染し、それを子どものいる環境に持ち込むことが原因として多くあります。

子どもが満員電車に乗らなくても、両親が満員電車に乗って出勤している、学校の先生が満員電車で通勤する。

こういった背景は意識すべきところです。

学校に大人がいなかったら(本末転倒ですが)子どものインフルエンザは数分の一になるのではないでしょうか?

満員電車利用者からのインフルエンザ拡大 実際の例

高齢者施設や障害者施設では、施設外へ出ることが困難な方ばかりの所も少なくありません。

外界との接触が最小限なのに、こういった施設でもインフルエンザが流行することがあります。

そこへの感染源は主に職員です。

通勤、休日に人が多い所へ外出するなど、インフルエンザを抱えて持ってくることで、本来安全性の高い環境でもインフルエンザを発症させてしまうことがあります。

冬の満員電車に乗る際に意識すること

まず、難易度が高いものから
・冬場は電車を使わずマイカーや自転車通勤に切り替える
・朝早く出勤するなど、人のなるべく少ない時間を狙って電車を利用する
これらは、生活のリズム自体を変えるので難しいとは思いますが確実に効果を挙げる部分となります。

次にどうしても満員電車に乗る場合の策として
・自分の体調に関わらずマスク着用
・降りて会社や家についた際にはまずうがいと手洗い
・上着は建物の前に入る前に払う
建物内にインフルエンザウイルスを持ち込まないことが大切です。

この辺りは花粉症の方の春の対応と同じです。

マスクは過信できませんが、していないよりは感染しにくくなるので、電車に乗っている時は着用しましょう。

冬場にマスクを忘れて電車内で咳やくしゃみをしてしまった日には、周りから怖い目でみられますから、それらの防止にも一役買ってくれます。

うがい手洗いについては、電車内にはインフルエンザのウイルスがいる(いた)前提で考えるべきなので、手についたウイルス、喉や口腔内にいるウイルスを洗い流すことで感染を防止します。

上着も同様にウイルスが付着した前提で考えるので、特に帰宅時は玄関に入る前にウイルスを落とすことを意識しましょう。

これらの防止策は本人だけでなく、家族や会社の同僚を守る事にもつながるので、大事にしていきたい習慣です。

インフルエンザと満員電車についてのまとめ

ウイルスは見えないので、ついつい対策を疎かにしてしまいがちです。
そのため、自分の為に行うというよりも、周囲に迷惑をかけないためと考えて取り組んで習慣化に努めていただきたいと思います。