カロリーオ―バーでないのであれば、栄養改善にはまず「魚」を

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魚料理

魚で健康に

最近はダイエット以外でも「健康なりたいから食事を見直したい」という方が増えてきています。

こういった方について具体的なコメントをするには

・どういった生活をしているのか

・運動は行えているのか

・食事はどんなものを食べているのか

こういった点を踏まえる必要があります。

とはいっても、なかなかそこまでの手間や時間をかけてまで相談をするのも・・・

というのは現実的な判断だと思います。

そのため今回は特に三大栄養素のうち

たんぱく質と脂質を多く含み、質も良いという点で魚を摂取すると健康状態が良くなりやすい

という点に絞って書いていきます。

魚は高栄養

魚といっても種類は多数あります。

青魚、白身魚、赤身の魚

どれもたんぱく質と脂質を摂取できますし、特徴も異なる点があるので、楽しみながら食事に使用する魚の量を増やしていけると良いと思います。

難点はちょっと食費が高くなってしまうところでしょう・・・

日本では脂質=高カロリーなので控えるべきという考え方が強く残っています。

でも、脂質の中にはむしろ血液をサラサラにしてくれるものもあり、ホルモンの材料にもなるなど、必要な分はしっかりと摂取する必要があるのが本当のところです。

肉から飽和脂肪酸ばかり摂取している、などの大きな偏りが続かないようにバランスよく摂取すれば決して悪者ではありません。

実際にアメリカなどで糖質は精製・精白されていないもの限定など厳しい目で捉えていますが、魚に関しては、質の高い不飽和脂肪酸の摂取ができることから推奨度が高く設定されている食事ガイドが多く見られます。

魚の特徴である、質の良いたんぱく質・脂質の摂取は日本人の糖質は多めに摂取しているけれど、たんぱく質や質の良い脂質の摂取は不足している人が多く見られます。

肉を意識的に摂取している人はたんぱく質が十分、脂質は飽和脂肪酸のみ多く摂取しているという形になります。

このどちらの人に対しても、魚の割合を増やすことで得られるたんぱく質と質の良い不飽和脂肪酸の摂取は効果的です。

それぞれの魚の特徴

魚の特徴1:青魚

DHAやEPAでもお馴染みの質の高い脂質が特徴です。

このため、鯖の煮つけなど、脂を生かした調理で美味しく食べることができます。

ただし、アレルギーの方が多く見られるのも青魚なので、その点については注意が必要かもしれません。

魚の特徴2:白身魚

こちらは脂質が少し抑え目なことが特徴です。

脂質は体に必要と分かってはいるけれど、摂取には抵抗もあるという方は、白身魚の割合を多めからスタートしても良いと思います。

味は淡泊なので、しっかりと味をつけた状態で提供され料理が多いことが特徴です。

味噌や、マヨネーズも合います。

鮭は実は白身でオキアミを食べることで赤くなったものです。

オキアミからはクリルオイルが摂取できるので、鮭は非常に栄養源として優秀ですが、養殖だと、オキアミをそんなに食べていないので、天然の方がお勧めです。

魚の特徴3:赤身魚

日本人の好きなマグロなど、動き続ける魚はヘモグロビンの赤色が強い赤身になります。

特にマグロは食べる部位によって脂の量が大きく異なるため、大トロが一番高価ですが、人によっては脂がキツ過ぎて、中トロを好むなど、同じ魚でも楽しみ方が広いという特徴があります。

大トロを毎日食べるのはちょっと脂質摂取過剰になりそうです。

実際にそういう食事をしている人の検査値など見たことはないのですが・・・その前に飽きてしまうかも。

魚を食べて健康に まとめ

魚は現在肉と比較すると割高なので、食費の事を考えるとなかなか数多く食べることが困難であったり、子どもは骨を外して食べることを苦手としたりという事があります。

だからといって手軽な食品にばかり手を伸ばしてしまうと栄養的なアンバランスが出てきてしまうし、そういった生活をしている日本人は多いと思います。

そこで、意識的に今までよりも魚を増やせば、このアンバランスは解消されます。

財布の中身はアンバランスになるかもしれませんが。