運動時の謎のわき腹痛について
走るとわき腹が痛いといった経験はしている方が多いのではないでしょうか?
走り始めたら痛む、あるいはある程度スピードを上げて走ると痛むというように、色々な痛み方があるようなのですが。
実はこの痛み、原因がいまだにはっきりと分かっていません・・・・
色々な説があり、どれもそれなりに説得力があるのですが、それゆえに決定打に欠けるというイメージです。
ちなみにこの症状
「Exercise-Related Transient Abdominal Pain (ETAP)」という名称です。
僕も中学生くらいの時期に部活動時に少し走るとわき腹にかなりの痛みが来る時期があって、それが毎日かなりつらいので、部活を休もうか辞めようかと思ったことを今でも覚えています。
いつの間にか痛くならなくなりましたが。
とりあえず辛かった経験として記憶に残っています。
わき腹痛の特徴
左右で言えば右が圧倒的に多い
肝臓と横隔膜がこの痛みに何らかの関連をしていると考えられていますが、肝臓があるのが右側になるので、痛みが右側に出ることが多くなります。
わき腹痛の予防法
予防法や改善法についてはある程度分かっています。
予防法1:食後すぐの運動を避ける
食後すぐの運動時に痛みが現れる事が多く報告されています。
そのため、運動前3時間に消化の良い物を食べた後は、食べ物の摂取を行わない事で、痛みが表れにくくなります。
予防法2:運動前と運動中の飲み物として、ジュースは避ける
水分については摂取のタイミングというよりも、どんなものを飲んだか、という方が痛みとの関連性が強いと推察されています。
ジュースなど糖分が強いものが痛みを誘発するのではないかと考えられています。
わき腹痛の改善法
まずは深呼吸、これで効果を挙げる事もあります。
それでも改善されなければ、左右痛みが出た方の腕を上に伸ばし、反対側に倒す事で、痛みのある部分を伸ばします。
この時に刃気持ちよく伸ばすくらいで良く、痛むほど伸ばす必要はありません。
痛いとついついそちら側を緩めて体を縮ませてしまいますが、伸ばした方が良いというのは不思議ですが、この方法は色々な論文内でも効果を謳われています。
わき腹痛についてのまとめ
痛みの原因は分からなくても、効果的な改善法があるというのは不思議なものですが、僕が昔これを知っていれば、あんなに悩む事もなかったのになぁ、と思います。
ちなみに僕は若い頃だけしか見られませんでしたが、今思えば部活動のタイミングが食後それほどなかった時期だったりするんですよね。
大人になってからの方がこの症状が良く表れるという人もたくさんいますので、自分の生活をコントロールして、痛みに悩まされずに運動を楽しめるようにしていきましょう。