栄養士の転職について 継続的・計画的に

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転職を考える人

栄養士の転職活動は継続的な情報収集が大事

栄養士は一つの職場だけでは経験できることが少ないので、転職をしたり、いくつかのプロジェクトを掛け持ちしたりする人が圧倒的に多いです。

更に言うと、勤め先によって業務内容もガラッと変われば、環境自体も大きく異なるので、専門職と言いながらも、場所が変われば仕事の共通点の方が少ないこともよくある話です。

今回はそんな栄養士の転職について書いて僕の経験をメインに書いていきます。

 

栄養士が転職を考える理由

栄養士が転職しようかどうか悩むには以下のような理由があります

  • 自分の業務が栄養士のそれではないように感じる
  • 仕事環境に不満
  • 給料に不満
  • 対人関係などのストレス
  • 管理栄養士など資格取得を機にステップアップ

パッと思いつくだけでもこれだけのものがあります。

個人的にはこれらの不満がある程度溜まるようであれば転職は早めに検討するべきだと思っています。

実のところ今僕が働いているところも栄養士が9人いますが、そのうち8人が転職組です。

すでに終身雇用制が崩れているので、転職に対するマイナスイメージはあまりありませんから、普段はこういったことを意識することもありません。

 

実際、ある程度経験のある人の方が助かることは会社としても集団としても多く、自分の経験や強みは転職時にこそ生かされるものになりつつあります。

 

栄養士に良くあるのが限界まで様々な不満に耐えて仕事をして、燃え尽きて退職、転職していくというパターンです。

個人的には燃え尽きるほど余力がなくなる前に転職活動は細々とやっておくことをお勧めします。

僕は今でも栄養士の転職サイトを見ていますし、ストレスがたまるとハローワークのページまで覗いたりします(笑)

これには様々なメリットがあります。

 

転職活動を継続するメリット1:現在の栄養士の市場を常に確認できる

他の栄養士が務める環境を確認することで、自分の働く環境がまともであるかをチェックすることができます。

時代の変化を逐一確認するということもできます。

 

転職活動を継続するメリット2:いざという時に慌てずに済む

本当に切羽詰まってから転職活動をすると、心に余裕がない、早く辞めたいと気持ちばかりが焦ってしまうという理由から次の良い職場探しにつなげることが困難です。

あらかじめ情報を集めておくことで、いざという時に自分の中にある程度の情報が蓄積した状態にしておくことで、スムーズに転職活動を行うことができます。

 

転職活動を継続するメリット3:いつでも辞められるという余裕を持つ

個人的に仕事でストレスが溜まると転職サイトを除く回数が増えます。

これは「辞めたとしても、求人はたくさんある」などの心の余裕につながります。

「いつでも辞めてやるぜ」という心の余裕は案外大事なものです。

 

転職活動を継続するメリット4:ブラックな会社が見えてくる

転職活動を継続していると、いくつか印象に残る会社が出てきます。

条件が良くて気になることもありますが、その多くは

一度求人を取り下げたけれど、また掲載されているを繰り返している会社です。

印象に残るのは良く見かけるからということです・・・

 

これは採用しては辞め、採用しては辞め、を繰り返しているということが容易に分かります。

こういった怪しい、危ない会社も転職活動を継続する中で見分けることができるようになります。

 

転職で起こる良いこと

僕は2回転職して今の職場に定着しています。

ただ、ここに永住するかというとそれも分かりません。

職場は上司が変わる、規則が変わるなどの些細なことで全くの別物に変化してしまうからです。

 

そんな僕が転職する中で良かったと思うことは

・自分のやりたいことの方向性が見えた

自分にとって何が優先か見えてきた

知識、スキルが身についた

こういった点になります。

 

僕は食事をする人からできるだけ近いところで働きたいようです。

自分が献立を作成したり、調理をしたり。関わり方は様々にありますが、それを食べる人の近くにいたいようです。

他人ごとのように書きましたが、実際に自覚はあまりないのです。

これは、病院で働いていた時に食事への関わりが、「病棟へ運んだらお終い」で、それを食べる人がどんな人でどんな表情をしているのか全く見えないという状況になった時に、まったくやりがいを感じなかったということから気が付くことができました。

これによって僕にとっての優先度は顧客との距離感が最も重要であることが分かり、職場選びもそれに沿って進めることができました。

このように、今までの現場で得たものは多くあります。

知識については言うまでもなく、最初の給食施設では切りものの速さと正確さを身に着けることができて、これは今でも僕の大きな武器でとなっていて、厨房スタッフも包丁さばきを見てもらえば信頼してもらえるというものになっています。

あるいは、「こういう現場はダメなんだな」「こういう上司はダメなんだな」:という反面教師的な知識も今となっては参考になっています。

当時はストレスでしかなかったですが。

学びはどこにでもあるものですね。

 

栄養士の転職活動は計画的・継続的に まとめ

栄養士だけの話ではありませんが、仕事を辞めようと思わなければいけない状況というのは決して喜ばしいものではありません。

ですが、人生はその先も続いていくものなので、転職というものもプラスに変えていけるような考え方や取り組みを行うことは非常に重要です。

転職が気楽になったといえども、さすがに短期間に何回も変えていると相手から不審に思われることもあります。

事前の準備をしっかりと行うことで、同じ轍を踏まないようにしていきましょう。

追記

今は多くの職場が人材不足に悩んでいますので、好条件のところを探すにはチャンスともいえると思います。