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ダイエット商品に腹筋用の器具が多い
ダイエットというと腹筋運動かのように腹筋グッズはテレビやインターネットの通信販売に溢れ返っています。
最近でいえばシックスパッド、その前で有名なのはワンダーコアといった辺りでしょうか。
このダイエット=腹筋運動となっている部分について今回は書いていきます。
どうして痩せる=腹筋なのか
でま、どうして痩せることと腹筋がイメージとして結びつきやすいのでしょうか?
お腹の脂肪を落としたい
まず、余計な脂肪がお腹周りにつきやすいという点があります。
もちろん個人差はあって、僕はむしろお腹の横や背中側に先に脂肪がつきはじめ、体重を落としても最後までこの部分が残り続けます。
こうなるとその部分の脂肪が憎くてたまらない、という感情も出てきます。
そして大多数の人にとって、この最初に脂肪が付き始めて、最後まで残るにくい部分がお腹に当たるというのが、痩せたい=お腹の脂肪をどうにかしたいに直結するポイントです。
お腹の肉を落としたいのだからお腹を使う運動が良いはずだという、イメージのつながりやすさがあります。
部分痩せを信じている
実は科学的には部分痩せというものはないことが証明されています・・・・
ですが、腹筋に筋肉が不足していればもちろ脂肪の重さでお腹は垂れます。
腹筋が付いてくると少しは脂肪を持ち上げる力が付くので、少しやせて見えることはあります。
このため、腹筋を鍛えることが「お腹をへこませることができる要素」と判断されている部分もあります。
まとめると
お腹が気になるんだからお腹を運動したら良いという思い込みから、ダイエットと言えば腹筋運動と判断される理由となります。
双璧をなす有酸素運動との違い
ダイエットと言えば腹筋と、他に良く耳にする言葉に有酸素運動があります。
ジョギング・マラソン・ウォーキング
これらと腹筋運動では何が異なり、どういった点で効果を上げるのでしょうか?
脂肪燃焼効果
有酸素運動と言えば、脂肪をエネルギー源として利用しやすいことから、体脂肪の減少を効果的に行う事の出来る運動となっています。
ちなみに腹筋運動では体脂肪はエネルギーとしてほとんど使用されません・・・
部分痩せという概念がない以上、体全体の体脂肪を減らすことでお腹もへこむという点では理にかなっています。
腹筋器具で結果の有無はどうして生まれるのか
腹筋系の器具は流行が過ぎると誰も騒がなくなります。
大体の人があまり効果を実感できずにやめていきますが、一方で、そういった器具ダイエットに成功する人もいます。
この違いとしては
①そもそも腹筋の筋肉量が少なすぎた場合には効果が出やすい
②きちんとその器具を使って、習慣的に運動をすることができた
この2点によるところが大きいと考えています。
そもそも腹筋運動自体したことがないという人であれば、少し運動を続けるだけでも効果を得やすく、そうなればお腹のたるみなども改善しやすい(一定のところまでですが)
そして、②が特に重要で、どんな腹筋器具でも、続けることで効果をることはできるのです。
ただ、「楽をして痩せらる」と考えて購入すると、結局その器具がどんなにサポートしてくれるものでも、運動は疲れるものなので、
思ったより大変だった。
ということになって、その運動が習慣になることなく、運動を中止してしまうというダイエットの失敗につながります。
この結果「使用しても大変なのだからこの腹筋器具は良いものではない」という口コミが広がって、次の流行に移っていく・・・ということを長らく繰り返しています。
結局は運動するか、食事量を制限することでしかダイエットはできないので、特に運動に関しては
「これを使えば楽に痩せられるはず」という期待を持ち過ぎないことが重要です。
腹筋器具のメリット
腹筋用の通信販売の器具は個人的には良いものが揃っていると思っています。
今までにEMSマシンも2台も壊れるまで使いましたし、その他にもトルネードトナーなども買いました。
ワンダーコアも試したことがあります。
こういった器具を使用してもっとも感じたことは
腰が痛くならない!
という事。
腰痛につながるという事から、一般的な腹筋運動であるクランチが推奨されなくなってきましたが、腹筋のトレーニングは腰に負担をかけやすい点が難点です。
ところが、こういった器具を利用すると、腰に負担がかかりません。
もちろんそれを狙ってデザインされているわけですが。
道具に頼らずに腹筋運動で痩せようとする方の何割かはこういった腰痛に悩まされて断念するというケースです。
腰痛に悩む方の解決策として検討してみることも良いのではないでしょうか?
注意点
最後に注意点
腹筋はボディビルダーでも2㎝くらいの厚みにしか成長しないと言われています。
このことからも基礎代謝を高めたり、体脂肪を減らすことを考えると、他の部位のトレーニングも行ったり、有酸素運動と併用するなど、複合的に運動をする方が結果を出しやすいので、余裕があれば取り入れていきましょう。