ダイエットの基本は運動よりも食事習慣の見直し 代表的な改善点

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ダイエットは食事と運動の二本柱が基本

ダイエットは基本的に体脂肪を中心に落として、体重減少を行うことが理想的です。

脂肪を減らすためには食事などで摂取するカロリーを少なくして、消費カロリーを増やすことで、体脂肪をエネルギーに変換して使用する必要があります。

このため、

摂取カロリーを減らすための食事の見直し

消費カロリーを増やすための運動量の増加

この2点が最重要なポイントということになります。

ダイエット時、食事をメインに見直す理由

では、どうして2本の柱のうち、食事をメインに見直す必要があるのか

これは簡単な話で

・運動で消費するカロリーは苦労の割には小さい

という点で、継続が困難になるケースが多いためです。

実際に「運動を始めたから食事を増やしても良いだろう」と考えてむしろ太ってします人も少なくありません。

これは「あれだけ苦労したんだからさぞカロリーを消費したに違いない」というイメージと、本当に消費したエネルギーにギャップがあるために起こります。

運動で消費するカロリー

では実際に例を挙げてみましょう。

以下目安になります。

主な運動の消費カロリー(男性65kg 1時間当たり)

自転車250㎉

速歩320㎉

ジョギング490㎉

性別や体重の影響だけでなく、それぞれ速度など運動の強度で異なるので大まかな目安になっています。

速歩は速いウォーキングだともう少し消費カロリーは低くなります。

ジョギングの速さも人それぞれですし、自転車は車種なども絡んできます。

とりあえずこういった注意事項は置いておいて

これらの消費カロリーがごはんお茶碗に軽く1杯から1杯半くらいの中に収まってしまうのが恐ろしいところです。

ポテトチップで考えると、最近は随分1袋の量が減ってきましたが、65gの商品でも300㎉は超えてきます。

間食はだいぶ難しいですね。

運動のご褒美に甘いものを食べている方は、まさにご褒美であって効果はない、甘いものを食べる分を運動で何とか帳消しにしている(なっていないことが多い)ことになります。

1時間走ってごはん茶碗に1杯の効果であれば、ごはんを1杯分我慢する方がよほど簡単です。

これが基本的な柱を食事に置くべき理由となります。

ダイエットをする上で 食事の注意点

では、その食事では何に気を付けるべきでしょうか?

基本的には

・砂糖の入っている物を避ける

・主食は控えめに

この2点をポイントにすると成功する方が多いです。

日本人は糖質からのカロリー摂取が非常に多くなっています。

一方たんぱく質は少ない傾向があります。

このため、糖質の控えめにして、たんぱく質を多くすることで正常な食事バランスに自然と整う方が多い印象です。

糖質はごはん、パン、麺という主食に多く含まれます。

これらは食事のメインとなるものなので、ある程度摂取は問題ないのですが

この他に摂取される糖分は過剰になる傾向があります。

過剰になり易い糖質

小麦粉と砂糖については原材料表示を見て確認して欲しいと思います。

この2つは様々なところに隠れている糖質です。

小麦粉と砂糖が含まれている食品かどうかを確認する事を習慣化するだけで、今までどれだけの糖質を知らないうちに摂取していたか理解できます。

スーパーで販売されている物の半数くらいは小麦粉と砂糖が含まれています。

これらを合計していけば、自分達が想像していた以上に糖質を摂取していたことが分かるでしょう。

そして、小麦粉と砂糖にバターや生クリームといった脂質が加わると洋菓子が大体作れてしまいます。

以前は高カロリーであることから脂質を控えるべきと強く言われていましたが、脂だけでは美味しいものは作れず、糖質と組み合わされることによってお互いの良さを引き出しつつ、恐ろしいカロリーになります。

こう考えると脂質も肉や魚に含まれる分は問題なく、糖質と組み合わされる(主にデザートやお菓子類)食べ物を避ければ、神経質になる必要は特にない場合も多いです。

注意点としては、糖類を完全にゼロにすることはおススメしていません、

主食は普通に食べつつ、その他の余計な糖質を削る事が望ましいです。

糖質制限という方法もありますが、主食を制限する食事法ではなく、様々な細かいルールがあるので、これとは全く別と考えていただきたいと思います。

恐らく今回書いてある方法はスタンダードに近い一般的にダイエットと呼ばれるもの、と考えています。

「ダイエットは食事を中心に」のまとめ

最後は少し話が逸れましたが、基本的には

・ダイエットは食事量の見直しがメインで運動はサブ的な扱い

・食事量は余計な糖質を省くと整いやすい

・買い物は原材料をチェックして購入するクセをつける

こういった点を今回は書いていきました。

ちなみに小・中学生のスポーツ少年・少年少女にガリガリの人が多い理由として
食事はそんなに食べないのに、運動での消費カロリーが大きく、エネルギー収支がマイナスになっているという点があります。
羨ましい気もしますが、運動の効果はエネルギー収支がマイナスではあまり得られないので、エネルギー収支がマイナス過ぎても問題はあるという点について頭の隅に入れて置いていただきたいと思います。