ダイエットの基礎情報と流行について【2019年版】
ダイエットについては10年ほど前は〇〇だけを食べて痩せるというものがありましたが、その後、この方法は栄養価の偏りが問題視されて今ではほとんど聞かなくなりました。
このようにダイエットはその時代の栄養学を元にしつつ進化しています。
2019年時点でのダイエットの流れなどについて書いていきます。
ダイエット方法の基本が定着
今まではダイエットというと、ある食品を指して
これがダイエットに良い食品だ!と煽り
その商品がスーパーから消えるというものが多くありました。
ただ、このところはこういったとある食品に頼ってダイエットする方法はすっかり下火になっています。
今の主流は
摂取カロリー>消費カロリーだと太るので、摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすかして体重を減らそうという方法です。
>>>ダイエットの基本はアンダーカロリー、摂取カロリーを減らして体重減少
この方法は体重増加の唯一の真実である、摂取カロリーの過多について触れているので、方法としては今後も、根底にはこの考え方がある上で、やり方、方法がバージョンアップされていくのではないかと思います。
そして運動はウォーキングなどの有酸素運動から筋トレの無酸素運動に流行がシフトしています。
実は運動自体はそこまでカロリー消費できない点から
カロリー調整は主に食べる方で行うようになっています。
その上で無酸素運動(筋トレ)にシフトした理由として、筋肉を増やし基礎代謝を増やすことができるため、何もしていない時間に消費するカロリーを増やした方が効率的ではないかと言う面と筋肉の維持、増進が特に高齢になってからも階段の昇り降りが困難にならないようになどQOL、いわゆる生活に質を下げないという点が重要視されている面があります。
ダイエット方法の流行
では、上記の基本を踏まえた上で、今でも流行しているダイエット方法にはどんなものがあるでしょうか?
ダイエット方法1:置き換えダイエット
3食のうちの1食をダイエット食品に置き換える方法です。
最近はスムージーとプロテインが主流となっています。
特に女性ではスムージーを飲んでいた人が筋トレも初めて、オールインワンのプロテインに切り替えることで、ダイエットに留まらず「ボディメイク」という形で、美しさを求める傾向も広がっています。
スムージーの場合は、加工段階で少しビタミンは壊れている可能性を考慮して、ビタミンは表示より少ないと判断すると安全です。
こちらの商品はゼリー食品で有名な「たらみ」さんのスムージーで、他社の商品と比較した際に
・低カロリー
・低価格
・高たんぱく質
という点で優れています。
1食あたり58kcal!置換ダイエットに最適なスムージー
オールインワンのプロテインはたんぱく質だけでなく、ビタミンやミネラル、そして女性向けの商品では特に美容成分も含むものが多種用意されています。
こちらの「ファスタナ」はプロテインシェイクと謳っていますが、スムージーとプロテインの良いとこ取りという商品です。
プロテインに対し、「男性が飲むものというイメージで買いにくい」など少し気遅れしてしまう方は試しやすい商品となっています。
とにかく女性をターゲットに絞った商品ですね。
置き換えダイエットが効果を挙げる理由
食事と比較して置き換えた食品はカロリー控えめで、栄養価は十分に摂取できるように作られています。
このため、摂取カロリーを無理なく下げることができます。
食事と食事の間の時間が延びることは脂肪を蓄えやすくすることが分かっています。
>>>相撲取りはどうやって太るのか太るためのメカニズムを学ぶ
このため、きちんと3食またはそれ以上食べながら体重を減らす為に、食事を低カロリーでありながら高栄養の食品に置き換えることで、体にも良く、我慢もそこまでしなくて良い形のダイエットとして今でも流行しています。
この方法は古くはマイクロダイエットという商品から一般的になりました。
その頃と比べると選択肢も多く、価格も抑えられているので、だいぶ取り組みやすくなっています。
ダイエットの方法2:ファスティング(断食)
断食と言っても、まったく何も口に含まないという方法は見かけなくなりました。
全く食べない場合は短期間で終わらせる方法もあります。
栄養摂取の必要性を認めながらも、従来の方法も継承するという段階であって、今後も進化しながら残るのではないかと思います。
そのくらい愛好家の方もいるのがファスティングの特徴です。
ファスティングについては、経験のない方がネットの知識だけで行うよりも、実際の体験会のようなものに参加して、しっかりと知識をつけてから行う事をおススメします。
食べないというやや極端な方法なので、やり方を勘違いしていると、体調を崩す可能性もあるためです。
最近は流派というほどではないにしても、ファスティングにも様々な方法が出てきています。
ネット上での情報はそれらがごちゃ混ぜになっていることも有りますので、自己流で行わないように注意しましょう。
ダイエットの方法3:有酸素運動より無酸素運動
これは上記にすでに書いていますが、流行という感じですね。
少し前までは、ダイエットのための運動と言えば有酸素運動でしたが、最近では無酸素運動の方を押す動きが強くあります。
ダイエット時におけるそれぞれのメリット・デメリットは以下のようになります
ダイエット時に行う有酸素運動のメリット
・運動した分のカロリーを消費できる
・20分以上の継続で効果的に体脂肪を燃やすことができる
有酸素運動のデメリット
・脂肪燃焼時に筋肉も減少する
・運動時間に対して、カロリーの消費は少ない
ダイエット時に行う無酸素運動のメリット
・運動した分のカロリーを消費できる
・筋肉を増やすと基礎代謝が上がり、運動していない時の消費エネルギーが増える
無酸素運動のデメリット
・それぞれ種目の動作の知識が必要
・無理に重たい負荷をかけるとケガをしてしまう
・たんぱく質をきちんと摂取しないと運動の効果を最大限に得られない
流行的には無酸素運動を行う人が増えていますが、どちらかが正しくて、どちらが間違っているというものではないので、自分に向いているか・両方取り入れるなど、様々な点を考慮しながら取り入れれば良いという程度に考えて大丈夫です。
結局のところ継続することの方が大切なので。
聴かなくなったダイエット方法
では、逆に最近耳にしなくなったダイエット方法として以下のようなものがあります。
〇〇だけダイエット
これは単一食品ダイエットとも言われていました。
>>>〇まるだけダイエットで痩せることのデメリット
「○○であればいくら食べても良い」など、耳触りの良い言葉で流行しましたが。
ダイエットの基本が摂取カロリーと消費カロリーのバランスである以上、ノンカロリーでない食品をいくら食べても良いわけがなく、栄養もその食品に含まれるものだけやたら多く摂取することになる事から、健康的でもなく、今でも思い出したように出てきますが、すぐに忘れ去られていくようになっています。
酵素ダイエット
こちらはまだ根強く残っていますが
消費者庁から酵素についての効果はメーカーの謳っている効果は無いという発表が2018年末にあり、少しずつ健康情報を集めている人たちが離れて行っています。
今はまだ、そういった情報を捕まえきれていない人や、そうはいっても効果を感じている人などが使用していますが、先細りの未来が待っているでしょう。
ダイエットの基礎と流行まとめ
最近は、無理なダイエットや聞いたインパクトだけのダイエットはあまり流行しなくなってきています。
この背景には、ダイエットを行う人が事前に知識などを蓄えているため、明らかにおかしい方法などに飛びつかなくなったこと。
ネット上やテレビで怪しい方法が流れた時に栄養士や医師などが注意喚起するようになったことがあります。
結局のところ、ダイエットは短期間で痩せてリバウンドするためのものではなく、生活習慣として身につけなければいけないものです。
続けられる方法、体に悪くない方法をキチンと見定めて、取り入れていただければと思います。