痩せたい時には運動よりもまず食習慣を見直す
最近は健康ブームに乗り、運動を習慣化する方も多くなってきています。
僕の通っているジムも毎月今まで見なかった顔の人を見かけるので、何かをきっかけに初めて見ようという方が多いことが分かります。
健康志向の中で、「痩せよう」という希望の方は実は運動よりも食事を見直した方が早くて効果的ですよ、という話を今回は書いていきます。
運動で使用するエネルギーは少ない
何分のウォーキングでおにぎり○個分
このような表現を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
20分以上歩いてもおにぎり(大きさにもよりますが)1個分とそのくらいでがっかりした経験のある方もいるのではないでしょうか?
正直何十分も歩いてそのくらい消費するのであれば、おにぎり我慢する方がよほど楽ちんですよね。
これは顕著な例ですが、このように
基本的には運動で辻褄を合わせるよりも食事で辻褄を合わせる方がよほど簡単
ということがほとんどです。
特に、糖質を含んでいる飲料などは、その1本を飲んだけで、「本日の運動は水の泡になりました・・・」なんてことになりかねないです。
簡単に飲めるし、おにぎりよりも危険性は高いですね。
筋肉で上がる基礎代謝もそんなに大きくない
筋肉を1kg増やしても基礎代謝は10㎉~20㎉程度しか増えません。
これは1日辺りなので、ごくわずかな量だという事が分かります。
しかも筋肉を1kg増やすのにどれだけの苦労が必要になることか!
ウエイトトレーニングで消費するカロリーの方がよほど大きいので、日ごろの努力は報われていると言えるのかもしれませんが・・・
ダイエットの基本は食事の見直し
体重減少するためのたった一つの真実は
摂取カロリー<消費カロリーにすることです。
運動で消費カロリーを増やすことは、上記の内容より下記の通り難し射ことが分かりました。
・運動自体の消費カロリーがそこまで大きくないこと
・基礎代謝も簡単に増やすことができないこと
では、摂取カロリーを減らすことは困難でしょうか?
慣れるまでは空腹に悩まされることはあるかもしれませんが、それを意志の力で乗り越えることさえできれば、食べる物と量を選択するだけで良いので簡単(実行は困難)と言えます。
こういった点を踏まえて
大きいカロリー調整は、摂取カロリーの方を食べる量をコントロールすることで抑える
消費カロリーは運動で増やすが、スパイスのようなもの、ロコモの防止という感じで取り組む
こういった2段構えで、あくまで食事を中心に組み立てることが大切です。
消費カロリーは把握しづらい
摂取カロリーは何をどの程度食べたかによってある程度簡単に分かります。
一方の消費カロリーは、把握が難しいという点も、運動だけで痩せることの困難さにつながっています。
例えばウォーキングやジョギング
何分行ったかだけで話が進んでいくことが多いですが
何Km行ったか? ペースは一定だったか?
こういった細かい所でいくらでも数値が変わってきます。
このため、あくまで少な目に見積もった数字で参考にするくらいはできますが、そうでない場合には計測器、最近はスマホと連動して活動量が出るものがありますから、そういったものに頼るなどしないと、数字化自体が困難です。
ダイエットは食事の見直し優先 まとめ
ダイエットの基本は食事にあるという点について書いていきました。
最近はメニューや食品表示にカロリーの数字が書いてあることから摂取エネルギー案する情報へどんどん増えてきています。
こういった情報を集めていくことで、摂取カロリーが大きくなりすぎないように注意することができます。
そして、今回の内容が決して運動はダイエットにとって無意味としているわけではないことを最後に書き加えさせていただきます。