その下痢症状、下痢止めを飲んで大丈夫?
下痢の症状って辛いものですよね。
僕も成人するまでは、しょっちゅうお腹を壊していたので、その恐怖は痛みと、常にトイレを確認しなければいけないメンタルへの負担という両面から記憶に深く刻まれています。
まぁ、僕の場合は、知識が足りない状態で、背を伸ばしたくて毎日牛乳1リットルを飲み続けるという暴挙を行っていたせいもあるのですが・・・
ここ10年位はだいぶ減りました。
牛乳は毎日プロテインで200mlくらい摂取していますが。
もしかすると体質が変わったりなんてこともあるのかもしれません。
当時はこのように下痢の原因がすごく分かりやすかったので、僕は下痢止めを服用していましたが。
というか飲まないと大変だったという事実で飲んでいましたが・・・
栄養士になって、食中毒などを学んでいくにつれて、下痢=下痢止めという構図が、実は危険な面もあったという事が分かり、震えたこともありました。
食中毒の疑いがある場合は下痢止めNG
食中毒の原因は細菌やウイルス、またはそれらが作り出す毒素が原因です。
そして人間の体はそれらを便と共に体外に排出します。
そのため、下痢止めを飲んでしまい、便の排出そのものを止めてしまうと、出すべき、悪の権化を体の中に長く留めることになってしまうことから、症状の改善を遅らせてしまう結果になります。
こういった場合には下痢として便の排出回数や量が増えること自体が、実は身体の防衛機能だという事ですね。
食中毒かもしれない場合とは
食中毒が疑われるケースとしては
・お腹を壊した原因に心当たりがない
・体を冷やしていない
・貝類を食べた
・刺身・寿司を食べた
・その他生ものを食べた
・調理後に時間の経過しているものを食べた
・賞味期限が切れている(または怪しい物)を食べた
・きちんと温度管理のされていないものを食べた
・ごはんを作る人がきちんと手洗いをしていなかった
・ごはんを作る人が手にケガをしたまま調理していた
この辺りが、良くある食中毒の原因です。
心当たりがない場合を含めたのは、僕もそうですが、下痢になった時って、案外心当たりがあるもので、後悔するんですよね。
そして下記に少し考えると心当たりにぶつかる主なものを書いておきます。
例えば、
・昨日冷たい水分を摂り過ぎた(前日飲み会なども良くある話)
・お腹出して寝てしまった
・クーラー強すぎた
・牛乳飲み過ぎた
などなど。
そしてこれらに当てはまらないのであれば、風邪や食中毒、胃腸の不調、あるいは特別な病気が疑われるので、下痢止めを飲んでしまわずに、医者の診断を仰ぐことを最優先とするべきです。
あとは抗生物質など、薬の副作用で下痢をしてしまうこともありますが、薬をもらう時に注意をしてくれると思うので、こちらも分かりやすく、心配は少ないです。
このように症状に合わせての服薬についても、素人判断しかねる部分については、やはり医師に相談をすることは良い方法のひとつです。
下痢症状の素人判断は危険な場合も
素人では分からない事はたくさんあります。
一方でインターネットやSNSで様々な情報が集められることから、自分達の力だけでどうにかしてしまおうという事が増えてきていることも、身を持って感じています。
自己責任で何とかなる自分の体であれば苦しむのは自分であり、我慢するということもあるのでしょうが、僕もそうですが、子供については少し慎重に対応する。
分からない事はかかりつけ医に相談する事で、苦しまないように、と意識しています。