スポーツでのケガ 頭を打った際(脳震とう)とセカンドインパクトの注意点

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脳震とう

頭を打った際の注意点

スポーツは体を動かす特性上、ケガと無縁というわけにはいきません。

藤かるコンタクトのあるスポーツでは衝突などもありますし、相手とのコンタクトのない競技でも、転倒などのリスクは普通の生活とは比べ物にならないくらいに高くなります。

今回はその中でも特に、頭を打つという事の意味についてまとめていきます。

頭を強く打つことのリスク

頭を打つことで、脳震盪や脳出血などのリスクが高くなります。

今回はこの中で、比較的趣味のレベルでも見られるところの脳震盪についてまとめていきます。

脳震とうとは

頭を打って脳に軽度の損傷を負う事を言います。

症状としてはめまい・ふらつき・頭痛といった軽いところから

意識障害などを起こす事もあります。

良くラグビー・アメフトやサッカーで激しい激突で選手が倒れた時に、ドクターやトレーナーが目を開いて観察しますが、これは脳震盪や、それ以上に脳に損傷を受けている際に瞳孔が左右で不均衡になるという特徴があるためです。

脳震とうの恐ろしさ

脳震盪については、意識障害は無くても、同じ日に再び頭部に強い衝撃を受けた際に、予後がかなり悪くなるという特徴があります。

これをセカンドインパクトというのですが、これを避ける意味でサッカーなどで、選手が倒れて、しばらくしてから選手はフィールドへの復帰を意思表示しても、ドクターとトレーナーがストップすることがあります。

稀に選手の意思を尊重し過ぎて、脳震盪を起こしているのにプレーを続行させてしまうことがありますが、大体後で賛否両論がでます。

日本で知られているケースとしては、フィギュアスケートの羽生選手が演技前の練習で脳震盪を起こしたものの、当日そのまま演技をして、優勝は逃したものの、(確か)2位になったことがありました。

本人は称賛されつつも、サポートメンバーには「なぜ止めなかった」という意見が多く出ていました。

選手はもちろん大きな舞台には準備や覚悟をもって望むので、続行したいという気持ちが強いので、そこを専門家がどう対応するのかという部分にはかなり難しい部分もあるかとは思います。

この時はセカンドインパクトがなかったので良かったのですが、あくまで結果論であること。

競技の特性上ジャンプとそれに伴う転倒が隣り合わせであること、特に、ジャンプの完成度が高い選手でも脳震盪を起こした後であり、いつも通りにできる保証もなく、様々なリスクが高かった中でのチャレンジになっていたこと、失敗した際には命の危機があった事を考えると、かなりの綱渡りだったと思います。

そうでなくても脳震盪は2回以上起こすと、脳に後遺症が残る確率が倍以上に跳ね上がっていきます。

このため、アメリカでプロのアメフトプレーヤーとして活躍した選手は、脳に何らかの障害を残していることが多く、中でも記憶障害など重い症状を抱える事も少なくないそうです。

セカンドインパクト防止の取り組み

ラグビーやフットボールでは

脳震盪を起こした場合には即刻の退場がルールとして規定されています。

これは選手を守る上での正しいルールだと思います。

この場合の判断基準は上記の症状に加えて

・ふらつき

・感情の起伏が激しい

・きちんと言葉でのやり取りが成立しない(意識障害)

これらを確認して、少しでも疑わしい場合にはその日はもうプレーをしないことが重要で、かなり激しい衝突があった際や意識障が酷い場合には即救急車を呼ぶなどの早めの判断が重要です。

特に子供は脳も未成熟であったり、頭の固さも十分ではなかったりと、大人に比べるとリスクが高くなるので、さらに神経質に対応する必要があります。

脳震とうの注意点

頭を強く打った後に頭痛がしても痛みどめの服用は禁止されているので、頭痛時に、頭を打っていた場合には即刻の通院が必要になります。

脳震とうとセカンドインパクトのまとめ

日本では少しのケガなどを無理して何かをすることが美徳とされる部分がまだあります。

そして、プレーする方の立場では、やはり「プレーしたい」という気持ちも強く、「中断する」「辞める」というタイミングを逃しがちです。

これがちょっとした足の痛みくらいであればそれは美談として成立しても良いと思いますが、天秤に載るものが命になってしまうと、止めるしかない。

そしてそのためには本人の理解が得られずとも、嫌われ者になってでも制止することができる専門家の存在が必要だと思います。

日本もスポーツ人口が増えてきたので、こういった知識と覚悟のある人材もふやしていかないといけない時期になっているのではないでしょうか。