風邪薬について
風邪っぽい時から熱が出た時まで広くお世話になる風邪薬
僕も常に鞄に入れてお世話になっています。
ですがこの風邪薬は実は風邪そのものを治してくれるわけではなく症状を抑えてくれるだけのものとなっているのをご存じでしょうか?
今回はこの風邪薬について書いていきます。
風邪治療薬を作れたらノーベル賞もの
風邪はウイルスによるものなので、抗生物質が効きにくく、また、風邪の原因となるウイルスが非常に多種多様であることから、根本的に治す薬が開発できたのであればノーベル賞をもらえると言われています。
現状ドラッグストアで販売されている薬については
喉の痛みを抑える
熱を下げる
咳・くしゃみを抑える
鼻水・鼻づまりを抑える
これらの症状そのものを無理やり抑え込むものです。
でも、風邪薬を飲めば風邪が治るよ?
という方は、薬で風邪の症状を抑えている間に体の自然治癒力が風邪を治していて、まるで風邪薬のおかげで体調が良くなったように感じているというのが実際のところです。
風邪を治すには
風邪をひいてしまい、熱や体のだるさなども出る場合には
食事は無理に摂取せず、とにかく眠る
これが重要です。
風邪を治すことにすべてのエネルギーを回せるようにします。
良く、体の調子が悪い時は栄養を取らないといけないからたくさん食べるべきという声も耳にしますが、消化吸収にもエネルギーを使用しますし、弱っている消化器官への負担も大きくなってしまいます。
風邪の引きはじめくらいであればこういった対策も良いかと思いますが、ある程度症状が重くなってきたのであれば、水分補給はしっかりと、食べ物は無理に食べなくても良いくらいの方が治るのは早くなります。
そして体調不良時には体も眠っている間治癒を進めたいので、眠くなるし、何時間でも眠ることができる状態になります。
体の声を素直に聞くことが大切です。
こういった場合にはそんなにお腹も減りませんから食べたい時に食べれば大丈夫です。
風邪薬を飲むことで治癒に時間がかかることもある
風邪薬を飲むと症状が緩和されるので非常に楽になりますが、それが逆に風邪の治りを悪くすることがあります。
①熱を下げると免疫力が下がる
風邪などで熱が出た場合、体がウイルスをやっつけるために体温を上げています。
免疫は体温が高い方が働きやすいので、体温を上げてまさに風邪の原因と戦っている状態です。
ここで解熱剤や解熱作用のある風邪薬で熱を下げてしまうと、免疫の働きを悪くしてしまいます。
まさに敵に塩を送る状態
②体が楽になって無理をしてしまう
正直風邪薬を飲む目的は仕事を休めない、用事があるという事が多いでしょう。
そうでなければ家でのんびり寝ている方が体には良いわけですから。
つまりは風邪薬を飲む=でかける
体に負担をかけてしまいます。
特に外出は更に菌やウイルスのいるところに出かけると共に、自分が持っている風邪の原因をまき散らすことにもなりますし、本当は休みたい体に負担をかけることにもなります。
当然治るのは遅くなるわけです。
日本人は真面目な所があって、風邪薬を飲んで仕事をしたがりますが
集中力が低くなったり、ボーっとしたりしている中で無理やり仕事をするよりも
本当であれば、1日休みを取って体調を良くしてから仕事をした方が結果的に仕事が進むのはそんなに分かりにくい話ではないと思います。
効率よりもこういった変なやる気を尊重してしまうのは日本社会が改善しないといけない点だとも言えます。
無理に出勤・通学をしなくても良くなれば電車内で菌やウイルスをまき散らす人が減るので、外出で病気をもらうリスクも減少します。
咳エチケットなる言葉も出てきましたが、そもそも外出しなくても良くなるという方が良いと思います。
マスクを売る側はそうでないのかもしれませんが。
風邪は風邪薬で治らない まとめ
風邪薬は風邪を治療しない
風邪が治るのは体の免疫の働き
風邪薬で症状を緩和するのは良いが、その間に無理をしてはいけない
こういった点を踏まえて
風邪と上手に付き合っていきましょう。
ちなみに自転車通勤になったから僕は体調不良になったことがありません。
恐るべし満員電車・・・・