クエン酸が疲労回復に効果がない?
クエン酸と言えば、昔は
エネルギー産生に関わる
筋肉中の乳酸を分解するので、疲労回復に効果がある
このように重宝されていました。
ですが、最近はこういった効果があまり現実的に発揮されないのではないかという流れになっています。
今回はこのクエン酸について書いていきます。
クエン酸はエネルギー産出に関わるも・・・
実際にクエン酸はクエン酸回路でエネルギーを作るという点についての貢献があるのですが、一方でこれが競技の成績向上などにはつながらないという文献が多数出てきます。
色々な環境などでテストされていますが、クエン酸を飲んだからパフォーマンスが上がるということはないようです。
クエン酸が疲労回復をしない?
そもそもクエン酸が疲労回復に効果的であると言われていた理由は
筋肉中の乳酸を分解するから
というものでした。
ところが最近では疲労の原因物質が乳酸ではなかったということが分かったので、これに伴ってクエン酸が疲労回復に効果があるという根拠が失われてしまいました。
これによってクエン酸を敢えて摂取するという旨味はほとんどなくなってしまいました。
栄養的には少し意味があるんですが・・・・
クエン酸が疲労回復に効果がない まとめ
クエン酸と言えば、運動のパートナー的な存在であり、今でもスポーツドリンクなどには大きく「クエン酸配合」という文字が踊ります。
一方で最新の情報を集めている人たちからすると、その情報はすでに無視するレベルのものであって、まったく購入する時の参考にならないものとなりつつあります・・・・
このように当たり前のように身体に良いと思われていた成分が知らないうちに効果がないという烙印を押されてしまうようなことも科学の進歩と共に出てきます。
今までクエン酸を愛用していた人にはショックではありますが、これを機に他の成分を試す機会を得た、あるいは無意味なものを摂取し続けることを避けられたと思えば、決してネガティブな側面だけではないと思います。