歯は痛くなくても定期的な歯科健診で虫歯・歯周病予防

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歯科検診

歯は痛くなくても定期検診をするべき!

日本人は歯の健康に対する意識が低い?

平成28年度の国民健康・栄養調査結果から
1年以内に歯科通院をしている人が52.9%であることが分かりました。
この数字は以前からと比べると、少しずつ高くなってきています。
僕も年に2~3回は定期検診として歯医者にかかっていますが、案外この52.9%という数字は先進国内では低い数値になっています。
 
アメリカやヨーロッパでは予防目的の定期的な歯科への通院はもちろん、小さい頃に歯並びなどもしっかりと矯正することが当然という風潮があります。
日本人の歯並びの悪さはちょっとした話のタネになるほどです。
 
僕の母親の唯一の後悔は、僕が小さいうちに歯並びを治しておかなかったことだそうです。
確かに歯並びは良くないんですが、改まって言われると困ってしまいます。
今からやるとお金もかかるし、この歳であの矯正器具はちょっと・・・ということもあるし。
 

日本人の歯科医通院状況

基本的に日本人は「痛くなる」または「違和感」を感じるまで歯医者に行かない傾向があります。
そのため、一度通うと、治療が長引きます。
虫歯はごく初期のものであれば、一回の通院で治ります。
たまに定期通院時に虫歯を見つけると、しっかりと歯磨きをすることを確認して様子観察とするか、その日のうちにちょちょっと治してしまいます。
 
これが進行した虫歯だと、歯の大部分を削って、薬を入れて、歯型を取ってかぶせ物を作るまで、数か月単位の通院が必要になります。
そして神経までやられてしまうと、更に長引きます。
 
僕も結構前に奥歯を神経まで治療しましたが、基本的に痛みが出る時点で、神経にまで影響が出ていることが多いです。
菌が入ったり、膿んでしまったり。
こうなると神経を取り除くしかなくなります・・・・そして膿が出なくなるまでは、膿を出す作業でけ行い。膿が無くなったらようやく神経のあった場所に固まる薬(コンクリートのようなイメージ)を流し込んで、神経を抜いて空洞になってしまった部分を埋めます。
そして削った歯にかぶせ物などをして一応の治療は完了です。
 
あぁ、思い出したくない。
 
でも、仕方のない部分もあって、歯医者に痛くもかゆくもないけれど行っても良いという事を昔は知らなかったのです。
今の歯医者が「治療後も定期的に来てください」と言ってくれて、定期検診なるものがその辺の歯医者さんどこでもやっているという事を初めて知り、今に至ります。

歯科の定期検診をするべき理由

正直検診も無料ではないですが、虫歯一本治すよりも数年分の検診代の方が安いです。
これはもちろんどこまでやるかと歯医者さんによって異なるでしょうけど。
 
そして痛い思いもしなくて良いし、歯石を取って、歯をクリーニングしてくれる。
前回は気持ちよくて途中で寝ていました・・・・
歯医者で気分爽快になって帰れるなんて夢のようではないでしょうか。
 
どんどん歯医者が好きになっていきます。
本来歯医者は痛い思いをするところではなかったのです!
 
最近は虫歯だけでなく、歯周病も歯を失ったり、息の匂いの原因としてクローズアップされるようになってきました。
検診ではもちろん歯茎の状態もチェックしてもらえるので、安心できます。
状態が悪いとチェックするだけで口の中血だらけになるそうですが・・・・
 
こういったエチケット的な部分の不安も解消できますから、心理的にも安心感を得られます。

歯科の定期検診まとめ

日本歯科医師会と厚生労働省が「8020運動」という80歳になっても自分の歯を20本残そうというスローガンがあります。
つまりは80歳で20本の自分の歯を残すことが、難しかったということでもあります。
最近はインプラントや入れ歯の技術も高くなっていますが、やはりお金もかかるし、自分の歯で食べたいという気持ちはあります。
痛む前に歯医者さんに通う事で、目標は随分達成されやすくなると思いますので、一緒に頑張っていきましょう。
僕の友人では30代にしてインプラント・・なんて人もいます。
仕事が忙しくて歯医者に行けないうちに、抜くしかなくなってしまったという悲しい出来事がありまして。
そんな嫌な思いをしつつ、財布からはうん十万円が出ていくなんて、こんな悲しい事はありません。
予防は大切です。