魚の焦げはおいしい
焼き魚は焦げの部分が美味しいと思っています。
もちろん全体的に焦げているなどは除きますが、全体時に良く焼けて、アクセント的に少し焦げていると、見た目にも良く焼けている感が出るので、個人的には少し黒っぽい所があっても全くしにせずに食べています。
良く焼けている皮の部分が茶色から黒色辺りになるわけですが、そういった部分は水分が飛んでいるのでパリッとしていて、身の柔らかさとのギャップを楽しむことができます。
「外はカリッと、中はふんわり」
どんな食材にも当てはまる美味しさのパワーワードと言えます。
焦げには発がん性があるか
一方で、こういった焦げに発がん性があるという話題があり、少しでも黒っぽい部分は取り除いて食べる人もいます。
実際にたんぱく質を過剰に加熱したものには発がん性があります。
これはいくつもの研究報告にも挙げられています。
この加熱し過ぎの状態を表すのが焦げという事になります。
では、焦げを食べていると人間はがんになるのか、というとかなり疑問です。
当然の話になりますが、この手の実験は人間で行うことはできません。
どの程度焦げを摂取したら人はがんになるのかを、実際に人を犠牲にして行うことは人道的な面だけ見ても不可能です。
動物での実験は行われていますが
- そもそも動物(マウスなど)と人間が同条件でがんになるか不明
- マウスでも、相当量の焦げを摂取しないとがんにならない傾向
こういった面から、人が焦げをそこまで警戒する必要があるのか、はっきりとしたことは明言できないというのが今のところの流れです。
もちろんこういった病気のなりやすさ的なものは個人差が大きいですし、一概には言えない部分もあることは承知していますが、あまりにも神経質になってストレスを感じるよりは、少し気軽に対応した方が良さそうというのが現状ではないでしょうか。
追加として
焦げとがんの関連性意外にも人体実験はできないものは多くあります。
「人の体に悪い」というのは案外証明が難しいという事がこういった事例からも分かります。
出回る情報には
- 購入者に有利になるメリットをうたう健康商品
- 見ている人の不安を煽って、対策として商品を売りつけようとするもの
こういった、何かを売りたい誰かが意図的に流した不確かなものが多くあるということを意識しておくことが必要になります。