コーヒーと砂糖・牛乳のカロリーの話
コーヒーはブラックコーヒーがカロリーの無いためが、ヘルシーな飲み物の印象があります。
ところが、コーヒー牛乳と聞くと、一気に甘口で飲みやすく高カロリーなものという印象(実際のカロリーも上がる)に変わります。
ここではコーヒーにまつわるカロリーの話を書いていきます。
ブラックコーヒーはカロリーゼロ
話を分かりやすくするためにまずは缶コーヒーで考えてみます。
基本的にブラックコーヒーはコーヒー自体とメーカーによりますが、香料が入っている程度の原材料になります。
このためカロリーは基本的にゼロです。
ここに砂糖やミルクが入ってくることでカロリーは少しずつ上がっていきます。
コカ・コーラ社はジョージアが有名な缶コーヒーとしてありますがカロリーについては以下のようになります。
- エメラルドマウンテンブレンド キレの微糖 190g:32.3kcal
- エメラルドマウンテンブレンド 185g:62.9kca
- エメラルドマウンテンブレンド カフェオレ 185g:85.1kcal
コーヒーはミルクと水分など比重が異なるものが混じりあっているのでmlでなく、gで記載する傾向があります。
分かりやすいのは、微糖→普通→カフェオレと砂糖とミルクの量が増えるにしたがってカロリーは上がっていくという事です。
実際に飲んだ印象としては缶コーヒーの微糖はその名に反して結構甘く、微糖でないものと比較してそこまでの甘みの違いが分からないことも良くあります。
カフェオレはかなり甘く、子どもでも喜んで飲めるくらいです。
缶コーヒーを販売するメーカーも缶の見た目と中身のバランスは意識している様子で、基本的にどのメーカーも
- ブラックコーヒーは黒い缶
- 微糖や通常のものはそれぞれの特色を生かした缶
- カフェオレなどミルクたっぷりのものは、薄茶色というかまさにコーヒー牛乳色の缶
それぞれ見た目で中身の特徴がパッと分かるようにデザインされています。
缶コーヒー以外の飲料のカロリーも比較対象として出していくと
コーラは100mlで45㎉、実は同じ量で考えるとカフェオレよりもコーラはカロリーが少ないということになります。
子どもが大好きQooのみかん味は100mlで44㎉
こうしてみると、微糖から通常のコーヒーがジュース類より多少カロリーが低く、カフェオレになるとジュース類よりもカロリーが高くなるという事が分かります。
砂糖とミルクのカロリーは?
砂糖のカロリーは1gで4㎉です。
ミルクは種類があるので、牛乳として考えると100mlで66.9㎉
※ちなみにコーヒーフレッシュはメーカー二よって差がありますが1ケ10~15㎉)
コーヒーに入れるスティックシュガーは一本あたり3gまたは5gのものが一般的です。
簡単に数字にすると5gのスティックシュガーを2本入れたコーヒーはカロリー40㎉増えるということになり
一方のミルクはポーション1ケくらいであれば15㎉、ところがカフェオレのように半分くらい牛乳にすると一気に50㎉を超えてきます。
先に挙げたコーラなどのカロリーが砂糖とミルクで簡単に摂取できてしまうという印象になります。
味の変化は?
ブラックコーヒーは苦みや酸味が前面に出ます。
コーヒーが好きな人はこういった豆による違いなども楽しむのですが、苦みや酸味は苦手だという人も少なくありません。
そういった尖った部分をまろやかにして万人に飲みやすくするために砂糖やミルクを使用します。
このため、カロリーは気になるけれども、そもそも砂糖やミルクは飲みやすさ優先で加えられたものになるので、カロリーを取るか、飲みやすさをとるかという問題でしかないとも言えます。
ちなみにコーヒー豆の原産地であるブラジルなどは結構砂糖ドバドバ入れて飲んでいると留学した友人から聞きました。
豆そのものの苦みや酸味を楽しむのは万国共通というわけではなさそうです。
砂糖をかなりたっぷり入れたコーヒー牛乳は、すでにコーヒー牛乳ではなく、砂糖の味がするコーヒー風味の飲み物になります。
飲み過ぎると糖尿病などの原因となり兼ねないのでご注意を