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カロリーメイトについて見直してみる
僕の小さい頃からあるカロリーメイトは個人的には味も好きで、当時としてはインパクトのある商品だったこともあって、結構な頻度でお世話になっていました。
最近あまり買わなくなったので、内容など変化があったのか調べてみると、内容自体は変わらないのですが、ネットの検索候補を見ると
カロリーメイト 太る
カロリーメイト 危険
こういったものも並んでいました。
個人的にはカロリーメイトについてなんらかの誤解があるのでは?
という思いがあったので、簡単にカロリーメイトについて書いていきます。
カロリーメイトの栄養的価値
カロリーメイトは1箱2本入りと4本入りの商品がありますが、1本は100㎉です。
4本入りを基本として400㎉です。
基本的に1箱でおおよその1日に必要な栄養の1/3が摂取できる形となっています。
エネルギー・たんぱく質・食物繊維・リン・カリウム・マグネシウムは圧倒的に足りませんが。
手軽に摂取できる商品としては高性能だと言えると思います。
そしてこの小さいボディにエネルギーを詰め込まなければいけないので脂質は高めです。
脂質だけが1gで9㎉を確保できるので、どうしてもこういった手軽なエネルギー補給の商品は脂質が多めになります。
他の商品では、糖質でエネルギーを稼ぐためにお菓子のような味付けになっているものもありますが、これは仕方のない所です。
ゼリータイプのカロリーメイトは脂質控えめです。
ブロックタイプと同じカロリーを摂取しようと思うと2本飲まないといけませんが、運動時のスピード補給などには便利だと言えます。
カロリーメイトに関する誤解
では、エネルギーについては1箱食べても1日のエネルギーの1/3が確保できないカロリーメイトで太るという誤解や、危険であるという話がどうして出るのでしょうか?
これは対象になるサイトや記事を読むとすぐに分かるのですが、カロリーメイトを完全栄養食品と勘違いしたこと自体や、勘違いしたダイエットを行った人たちが健康を損ねたという話から広がっています。
上記の栄養価の通り、カロリーメイトだけでは補えない栄養があります。
そしてたんぱく質については必須アミノ酸が全て摂取できるわけでもありません、
こういった前提を忘れて、1日3食をカロリーメイトに置き換えてしまう
この愚行が全ての原因です。
栄養補助食とはなんだったのか・・・
毎日同じ料理を食べるとカロリーメイトでなくても栄養失調になります。
足りないものが足りないままで日にちを重ねるため、体は少しずつ機能不全に陥ってきます。
カロリーメイトダイエットがダメなわけ
1日3食カロリーメイトを1箱食べると、1日1200㎉なので、短期的には痩せるというか体重減少が見られると思います。
しかし、たんぱく質が少なすぎるので、筋肉を増やす、維持することが困難になります。
血中のアミノ酸濃度も下がります。
こうなると体は新たにアミノ酸を必要として、体のたんぱく質(=筋肉)を壊してアミノ酸を作り出そうとします。
筋肉が減少することは、基礎代謝の減少と共に、無意識で使用するエネルギーの低下を意味し、痩せにくく、太りやすい身体になってしまいます。
そして、上記の不足する栄養もあり、体には悪影響が出てきます。
カロリーメイトが悪いわけではない
では、やはりカロリーメイトは悪者かというと
勿論そんなことはなくて、
・忙しすぎて食事をする暇がない
・スポーツの合間
こういった隙間時間に済ませる食事としては非常に高性能です。
ただ、前提として、他の食事はきちんと食べることができていることが重要になってきます。
特に激しいスポーツをしている人が間食として食べた際には、その他に3食食べるくらいの栄養が必要になります。
カロリーメイトは万能薬ではないという事です。
カロリーメイトの注意点
アレルギーのある人は注意が必要です。
小麦粉がメインで使用されていて、たんぱく質は植物由来で大豆と小麦
チーズ、バターの乳製品に卵と、アレルゲンが多く使用されています。
食品添加物もある程度使用されていますが、この手の他の商品に比べるとだいぶ控えめです。
便利というだけで利用するのではなく、自分に合っているかを検討して使用す必要がありそうです。
カロリーメイトが体に悪いことについて まとめ
カロリーメイトに罪なはい!
でも、本当に健康に気を遣う人であればお世話になる機会がないのではないかとも思います。
そういう人は食事に対する優先度が非常に高いように感じます。
○○が大変で食事ができない!ということをそもそも避けるように気を付けています。
一方で、そうはいっても食事の時間が取れない!
そういう人のための商品がカロリーメイトなので、頼りすぎずに上手に使えると良いと思います。
ちなみに僕が最近食べないのは小麦粉が多いからです。