バターコーヒーダイエット
最近は大手のコンビニでも販売され、どんどん一般的になってきたバターコーヒーですが、一方で、「やってみたけど痩せなかった」という人も大勢います。
今回はバターコーヒーを試しても痩せない理由についてまとめてききます。
バターコーヒーで痩せる理由
バターコーヒーももちろん万能というわけではありません。
バターコーヒーが効果を発揮するには、摂取の前後長時間に渡って糖質を摂取しない(あるいはごく少量の摂取にとどめる)ようにする必要があります。
この理由としては、糖質が体に入ってきてしまうと、その糖質をエネルギー源とするため、バターやMCTオイルから摂取した分の油のエネルギーを溜めこんでしまいやすくなるためです。
そして、もう一点
糖質を摂取すると血糖値が上がるので、その血糖値を下げるためのインスリンが分泌されます。
このインスリンが分泌されると、脂肪の合成が行われます。
こういった理由から、バターコーヒーを飲む以前の環境設定として
糖質を前後の時間摂取しないようにする
という以外と難しい条件が満たされないまま、単純な置き換えダイエット感覚で行うと失敗の原因になります。
理想としては前日の19時から20時までに夕食を済ませ、朝はバターコーヒー、昼食を少し遅めの14時くらいにすると、14時間から15時間は全く糖質を摂取する恐れの無い時間が確保できるのでおすすめです。
バターコーヒーが最大に効果を発揮する場面
これはズバリ
糖質制限を行っている状況です。
そもそも1日の糖質量をかなり少なくしている状態が続くので、バターコーヒーがその効果を最大限に発揮しやすい体内環境が整っています。
糖質制限食から見てもバターコーヒーはメリットが多い
糖質制限を行う人の朝食としてバターコーヒーは非常に優れています。
糖質制限の難しさには
・糖質を摂取しない(程度による)
・その分良質な脂質やたんぱく質は多く摂取しなくてはいけない
このような点があるのですが
バターコーヒーは
コーヒー、バター、MCTオイルやココナッツオイルで作るので
糖質は0
良質な脂質も多く摂取することができるので非常に有用です。
そして油は腹持ちも良いので、量を多めにすることで昼食までに空腹で悩まされることも少なくて済みます。
特に糖質制限時は採用できるメニューがガクッと少なくなるので、こういった固定できる朝ごはんがあるというだけでもだいぶ助かる上に、準備する手間もすくないので、ありがたい存在です。
朝食置き換えダイエットとの勘違い
朝食をバターコーヒーにすることで、カロリーが抑えられて痩せられると思い込んでいる人もまだまだ大勢見られます。
バターコーヒーはむしろエネルギーは十分に摂取することが目的になっています。
体脂肪をエネルギー源とすることで痩せることが目的なので、そもそも方向性が異なります。
そのため、「バターを少しにしよう」「オイルを少し減らそう」ということは本来の目的から離れてしまいますので注意しましょう。
バターコーヒーのまとめ
バターコーヒーは「飲めば痩せる魔法のコーヒー」ではありません、糖質をエネルギーとしないように、下準備が必要です。
こういった基本的な知識を身につけつつ、取り入れていければ成功の確率は高くなっていくと思います。