BMIの示す理想(標準体重)体重の特徴を知って、健康管理に役立てよう

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BMIとは

ボディマスインデックスの略です。 体格指数とも言います。

BMIは「体重/身長の二乗」で計算される肥満傾向をみる指標となっています。

統計上はBMI22くらいが最も疾病率が低く、25程度が平均余命が長くなっています。

このため、BMIが22になる身長と体重のバランスを

理想(標準)体重と呼びます。

ただ、このBMIの発祥は1835年と、かなり昔のものであり、現代ではこの数字をそのまま信じて良いのか難しい部分があること、BMI25の健康寿命は短いが平気寿命は短いわけではないなど、盲目的に信じて良い、と言うわけではない事も知られてきています。

でも、BMIがこれだけ長く使われてきたという事は、他の指標よりも信頼性が高いという事もまた事実です。

では、どんな場面では信頼性が下がるのでしょうか?

BMIと健康については下記のリンクもご覧ください。

>>>標準体重とBMIから健康を考える

>>>シンデレラ体重=BMI18の健康的な課題

BMIの信頼性が下がる場面

体脂肪が考慮されていないので、以下の点について判断が難しくなります。

アスリートなど筋肉量が多い人が対象である時

筋肉は同体積では脂肪よりも重たいので、筋肉が多いと体積あたりの体重が増えてしまいます。

このため、疾病の原因となる肥満と言われる、体脂肪の多い状態ではないとしてもBMIは高くなってしまいます。

隠れ肥満のように低体重であるものの、高体脂肪と言う場合も、判断基準は体重と身長だけなので見落としてしまいます

そのため

太っている人がダイエットを開始して、筋肉が増えると、BMIの数値が悪化してしまう事もそれなりにあります。

運動をする人は体重とBMIだけで状態を把握すると、当初の目的である健康的に痩せることを忘れて体重を落とすことだけに執着してしまうので注意が必要です。

BMIの優秀な点

計算が簡単である点

小数点の健さんであったり、身長はm(メートル)換算であったりと、面倒なことも確かですが肥満が分かる指標の計算としては破格の簡単さと言えます。

BMIから見えるもの

BMI30以上の人はほぼ全員が脂肪肝

平均余命が長いのは、肥満傾向のBMI25~30の人、最も短いのはBMI18.5以下の痩せの人

医療費についてはBMIが高くなるほど高額になる傾向が見られる。

このようにBMIには苦手とする部分はあるものの、それを踏まえて使用することができれば、ほとんどの人はそのまま使用できる数値でもあるので、非常に重宝します。

例外となってしまうアスリートなど、筋量の多い人はそもそもBMIで肥満を警戒する必要自体がほとんどないので、あくまで、体重と体脂肪の数字を追いかけることになると思います。

体重と体脂肪率が分かれば筋量も大体計算できますし。

筋量はあるけれど、肥満でもありそうという、一昔前のおじさんプロレスラーのような体形の場合も体重と体脂肪率を簡単な参考数値として、正確な健康状態については血液検査など、医療的な部分を取り入れていくことが最も安心できると思います。

まじめな人がBMIは22を目指さないと!となってしまうことや

標準体重以上は肥満という、ちょっとストイックというには過ぎている人は、むしろ数字ばかり追いかけると不健康になってしまう恐れもあります。

あくまで指標です。

ということを念頭に置いて使っていけると良いと思います。

おまけ

ウエストで肥満を計る方法で、簡単で新しいものがありますので、ちょっと紹介。

使用するのは長い紐のようなものだけ。

やり方は

①横になってその紐を身長の長さに揃えます(目印を付けるだけでもOK)

②身長の長さの紐を2つに折るようにして半分の長さにします。

③身長の半分の長さになった紐をウエストに巻く

これで

巻ければ肥満ではなくて、巻けないと肥満という簡単なものです。

痩せすぎはちょっと分からないんですけどね。

これはBMIの苦手としていたアスリートやボディボルダ―でも判定できるとして考えられました。

ウエストはきちんと鍛えられていればそこまで太くはならないし、太ればウエストに余分な肉がついて太くなります。

これを利用した方法になります。

ボディビルダーはウエストにも筋肉はありますが、逆三角形と言われる体型で、胸部よりも太くなる事は基本的にありません。

でも、太っている人は簡単にウエストは太くなります。

非常に理にかなっていますね。

これは正確な数値が測定できない環境でも実践できるというメリットもあります。

簡単なので、家でもできます。

たまに参考に自分の肥満チェックなどいかがでしょうか?