甘いものを食べる際の別腹は本当にある
たくさん食べた後、あるいは「お腹いっぱい」と言った矢先に、デザートが出てくると
「甘いものは別腹!」と食べてしまう、あるいは食べてしまう人を見たことがあるのではないでしょうか?
昔はこういった別腹について
- ただ食べたいだけ
- 実は満腹ではなかった
これらのように、言葉として利用されるだけで別腹自体の存在はないと思われていました。
ところがギッチョン(世代がバレる)
この別腹が本当に存在しているということが最近では認められるようになっています。
別腹とは?
牛のように胃袋が複数あるという感じの別腹ではありません。
人間の胃はあくまで一つです。
では、胃に食べものなどが十分に送り込まれた状態から、どうして別腹が生まれるのか?
これは目の前に甘いものが出てきたり、メニューを見たりすると、ホルモンの働きで(オレキシン)、胃に空きを作ります。
この空きは胃を緩めたり、食べ物を下に送り込むことで、胃の上の部分に作られます。
そこに甘いものを食べるスペースができるわけです。
一杯だったはずの胃袋に空きを作り出すことが「別腹」と言われるものに相当したわけです。
恐らく、昔は食べ物が常に食べられるわけではなかったことから、食べられる時に食べたいものを詰め込むということも生存する上で重要だったのでしょう。
現代においては別腹を使用してまで食べるという行動は、あまり効率的ではなく、食べ過ぎの原因となってしまいます。
デザートを食べないという、生存本能よりも理性を重視した選択を取ることも大切になってきています。