ビーツは海外ではポピュラーな食材
ビーツという食材をご存じでしょうか?
これはロシアのボルシチなどに使用されている赤いカブの様な食材のことを言います。
実際にはアカザ科なので、カブとは異なります。
ちなみに日本できちんとビーツを使用してボルシチの色を出すことはそんなになくて、デミグラスソースを上手く使用したりしてなんとなくボルシチ風に作ってしまうこともあります。
海外ではスーパーなどで普通に野菜として販売されていますが、日本ではあまり生では見かけなくて、缶詰の方が見かける機会は多い印象です。
ビーツから得られる効果
ビーツの効果1:抗酸化作用
ビーツの赤色は有名なアントシアニンではなく、ベタレイン類の仲間になります。
このなかでベタシアニンは抗酸化物質になるので、健康・老化防止にも役立つほか、アスリートでは特に活性酸素が大量に作られてしまいますが、抗酸化作用でこの活性酸素を抑えることができます。
活性酸素は疲労の原因物質でもあることが分かってきているので、試合の時だけでなく、練習を高いパフォーマンスでこなすためにも重要です。
ビーツの効果2:飲む輸血と言われている
リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムこういったナトリウムを多く含むことから、ビーツは飲む輸血とも言われています。
実際に飲む輸血で検索をかけるとビーツの情報がたくさん並びます。
野菜なのに輸血と言われるというのはすごいことですね。
古代ローマ時代から発熱や便秘に対し、ビートの摂取が行われていたというのもナトリウムのバランスを整え、野菜特有の食物繊維を摂取できることから納得できるところです。
ビーツの効果3:注目度が高い理由は一酸化窒素
さて、そうは言っても
抗酸化作用を持ち、ミネラルを含むだけでは、飲む輸血や奇跡の野菜など仰々しい肩書は得られません。
ビーツの特徴としては
硝酸塩を摂取することで体内での一酸化窒素精製を促すという点にもあります。
この一酸化窒素には血管を拡張させ、血流を良くする働きがあります。
血管が広がって血流が良くなるという事は
体中に酸素と栄養素が多く供給できるということになります。
持久力などの向上が見込めるため、
アスリートはパフォーマンスの向上、そうでない人も健康的な生活を支える基盤になってくれます。
ビーツの健康効果 まとめ
ビーツには
・抗酸化作用
・豊富な栄養
・一酸化窒素の合成を促す
こういった効果があります。
これを全て兼ね備えた食品はそんなにないので、ビーツは評価の高い野菜となっています。
日本では積極的な摂取は難しい面もありますが、ロシア料理を提供しているお明背に行くなど、食べる機会のある場合には積極的に食べてみてはいかがでしょうか?