ビールは太る?のメカニズム
ビールは太るのか?
例えば、うちの父親のように、まさに口に入れるものはビールのみ
この場合は痩せます。
父はかなりのやせ体型です。
ビール歴は半世紀くらい、1日に飲む量は2ℓ以上
これでも痩せます。
ビールとカロリー
では、ビールのカロリーが高いのかというと
そんなことはなくて
350ml缶1本で、メーカーなどで差があるものの、およそ150キロカロリーくらいのカロリーがあります。
うちの父は2ℓだから、およそ850キロカロリー
お酒だけから摂取すると考えると恐ろしい数字ですが、大人一人のガソリンとしては不足ということでしょう。
ただし、女性でこれだけ飲んでしまうと1日のほぼ半分のカロリーをビールから摂取する感じになってしまいますね。
ビールは飲料としては高カロリーなので、太りやすいと言えます。
エンプティカロリーとは?
エンプティは空っぽなどの意味になるので
良く大酒飲みの言い訳として、
「ビールはエンプティカロリーだからカロリーないんだ」と言ったりしますが、
この場合に正しい見識としては、ジャンクフードのようにカロリーはあるけれど他の栄養素が伴わない=空っぽ
という解釈の方が正解です。
カロリーが空っぽではなくて、カロリーに対して中身が空っぽということ。
色々解釈されている言葉ですが、これが一番しっくりくると思います。
たまにこのエンプティカロリーを都合よく解釈して、アルコールのエネルギーは優先的に使用されるから、蓄積しない!
ということを言ったり書いたりしている人を見かけますが・・・
優先?
カロリーで大事なのは合計でいくら摂取したかであって、結果としてビールのせいで太ったか、一緒に食べた揚げ物で太ったかはどちらでも結果は同じですよね?
どちらが使用されて、どちらが脂肪として蓄積したかが重要だとはとても思えませんが・・・・
結局収支として摂取したカロリーと消費するカロリーのバランスが乱れれば、優先的に使用されてもされなくても体重に影響は出ます。
あるいはビールを売りたい人が言っているのかもしれませんが、自分お体に影響する事ですから、冷静に考えて取り入れるのか、どの程度にするのか考えたいものです。
最近は糖質を抑える事でカロリーも低くしたビールなども出ています。
こういった商品に関しては、父のように「そんなもの飲めるか!」という人もいるでしょうが、上手く取り入れてバランスを取ることもひとつの方法だと思います。
本当にエンプティカロリーがカロリー扱いされないのであれば、そういった商品のニーズはここまで高くないでしょうね・・・みんな自覚しながら飲んでいるということでもありますが(笑)
更に迫りくるおつまみ
ビールはのどごしが良く、つまむものが欲しくなります。
特に僕のように、一定の年齢になると何か食べている時にふと「これには日本酒が合うな」と思って冷蔵庫を開けてしまったり、食べ物からお酒を導き出してしまうパターンも出てきますので、お酒だけというのも酷なものです。
おつまみに関しては低カロリーのものを勧めるのを良く見かけますが、個人的にはたんぱく質をしっかりと摂取することも大事なので、低カロリーにこだわるとそこにアンバランスが生まれてしまいます(たんぱく源はカロリーが高いことが多い)から、結局はバランスよく食べることが一番だと思います。
と、いうように
カロリーにばかり目を奪われると、アルコールを分解する肝臓を始め臓器を更生するたんぱく質が足りなくなる事もあるので、注意が必要です。
こういった部分も考えると、やはり休肝日をしっかりと設けることが大事ですね。
まとめ
こんな言葉に注意
おつまみの揚げ物だけ我慢すればビールを飲んでも痩せられる!
ビールはエンプティカロリーだから、いくら飲んでも大丈夫
実際おつまみをまったく食べずに我慢すればうちの父のように痩せますが、まったく健康的ではありません。
体重を減らす事だけを言えば可能ですが、健康を度外視している時点でボディメイクやダイエットとしては不合格でしょう。
ほぼエンプティカロリーだけで生きている人間がいるので、カロリーとしての機能はしっかりと果たしているようです。
現実的ではありませんが、1日にビールだけから消費カロリー以上を摂取すればそれだけでも太るでしょう。
その前に急性アルコール中毒やらになるでしょうけど。
このようにビール(お酒)についての情報については
都合よく解釈したいお酒飲みの理屈
消費が落ち込むと困る人達
若者のアルコール離れの食い止めたい
様々な背景も重なるので、巷に流れる情報だけ左右され過ぎないことが大切です。
結局のところ
ビール腹と言う言葉と弾力が一番リアルなのかもしれません・・
正確にはビールとそのお供達が作ったお腹(運動不足込み)ですが。